このレビューはネタバレを含みます▼
4巻まで読了。たわわなロリコンお姉さんが、類稀な熱意と包容力で、お母さん合意のもと、お気に入りの幼女との濃厚接触を繰り返す。幼女の中で恋愛感情が発芽し、次第に大きく育っていく。男では絶対にこうはならない。うらやまけしからん。ここにロリコンお姉さん最強説が立証された。
二人のもとに、かつては両想いだった元幼女の女子高生が登場する。ロリコンお姉さんは成長した幼女を性愛の対象としては見ていない。別離しても想い続けていた元幼女は失恋し、涙を流す。ロリコンお姉さんが下衆に思えるかもしれないが、相手が幼女であることを度外視すれば、これは普通に有り得る話だ。恋愛感情は永遠ではないのだから。
僕は、ロリコンお姉さんが今カノと末永く幸せになることを願っているが、元幼女との遣り取りを見ていると、物語の終着点に一抹の不安を感じる。同著者の「hshsさせろ」では、合法ロリなら問題ないという結論を呈示した。だが合法ロリは奇跡の存在だ。年を取るごとに幼女性が失われることは避けようがない。俗塵に曝され悪知恵や処世術を身に付け、天真爛漫さは影を潜めていく。背は伸びるし、胸は膨らむし、お毛毛は生えてくるのだ。ロリコンお姉さんは、今カノが成長した後も、今と変わらぬ熱情を向けるだろうか。それとも新しい幼女へ興味が移ってしまうだろうか。ロリコンとしてのスジを通すならば後者だが、僕を含むほとんどの読者は、前者を望んでいるだろう。永遠の愛を感じさせる、最高のハッピーエンドを期待したい。
最後に一言。当作品は大変素晴らしい作品なので、是非ともTVアニメ化を実現してもらいたい。