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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • 舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。

    秋津貴央

    ママみを感じる小学生女児が天使過ぎる
    ネタバレ
    2022年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読了。小学生離れした家事スキルを持つ女児の舞ちゃんが、お隣に引っ越してきた世間知らずの女子高生タマを、甲斐甲斐しくお世話する話。とにかく舞ちゃんが表情豊かで可愛らしい。笑った顔と同じくらいムクれた顔もイジけた顔も可愛い舞ちゃん。タマのことが気になって仕方がないママみが強い舞ちゃん。タマのことを考えて自分の気持ちにフタをするいじらしい舞ちゃん。気を許しているタマには、ちょっと強気になっちゃう舞ちゃん。自分が悪いと思ったら、ちゃんと「ごめんなさい」できて、えらい舞ちゃん。天使過ぎる舞ちゃん。ハイエースしたい。
  • わざと見せてる? 加茂井さん。

    エム。

    中学生らしくないラブコメ漫画
    2022年8月12日
    中学生という設定だが、中学生らしくない。一部を除いて頭身の高さや身体つきが高校生~大学生にしか見えない。陽キャ男子の肉食ぶりは違和感しかない。脇役キャラがブサイク過ぎて悪意を感じる。男主人公が番外編になるとキモさに拍車がかかるなど、全体を通してクセが強く、読み手を選ぶ作品だが、思春期女子同士の友情や、加茂井さんを中心とした恋愛模様など、ストーリーは結構読み応えがある。
  • おぼこい魔女はまじわりたい!

    仲邑エンジツ

    裸族の見習い魔女とお付き合いする話
    ネタバレ
    2022年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで読了。世間知らずで裸族の見習い魔女が、一人前の魔女になるために、プリントを届けに来たクラスメートに「セ○クスして」と迫る。エロマンガのような導入だが、迫られた男子中学生、「中学生なんだからそういうのは早い」「まずはお互いを知るところから始めよう」と、お誘いを拒否。異性に興味を持ち始める年頃なのに、勢いに流されておっぱじめない、真面目なところが好印象。ヒロインの女の子は、中学生とは思えないナイスバディーをお持ちの逸材。人付き合いを通じて常識を獲得していくが、裸族であることは変わらず、話数が進んでもエチチなサービスシーンを披露し、読者を楽しませてくれる。裸を晒すことに抵抗はないが、異性との付き合いには免疫がなく、同年代との交流経験も少ないため、普通の女子中学生らしく、喜んだり戸惑ったり照れたりする。たいへん可愛らしい。魔法要素などの特殊な設定はあるが、中学生同士のラブコメとして、違和感なく楽しめる良作。
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  • 今日から始める幼なじみ

    帯屋ミドリ

    幼なじみプレイを楽しむ中学生カップルの話
    2022年5月14日
    3巻まで読了。隣の家に引っ越してきた転校生の女の子から、「私の幼なじみになって欲しい」と提案される。幼なじみプレイは周りにはナイショにしているため、傍目には初々しい中学生カップルにしか見えない。随所に子供らしい言動や発想が見られ、とても微笑ましい。後方親父面したい人にオススメしたい作品だ。
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  • きみのご冥福なんていのらない

    松尾あき

    末永くイチャイチャして欲しいが・・・
    ネタバレ
    2022年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読了。交通事故死したボーイフレンドがゾンビになって復活。見つかると大騒ぎになるため、ヒロインの部屋で匿い始める。定期的にドキドキさせないと身体が動かなくなる仕様のため、少しずつスキンシップが過激になっていく。傍目には仲良しカップルがイチャイチャしているようにしか見えない。本作の最大の魅力は、ヒロインの表情だと思う。序盤の虚無顔と号泣顔はとても痛々しかったが、ボーイフレンドの復活によって笑顔を取り戻し、スキンシップのたびに煽情的な照れ顔を披露する姿が初々しくて堪らない。末永くイチャイチャして欲しいところだが、この先、永遠の別離が訪れそうな雰囲気がある。逃避行を通じてボーイフレンドへの好意を募らせているヒロインが、どのようにしてボーイフレンドの死を受け入れ、前に進むことができるのか。物語の結末を見届けたい。
  • LAIDBACKERS-レイドバッカーズ- ~元魔王らんちゃんの異世界せいかつ~

    梅原うめ/おばけ屋/LAIDBACKERS製作委員会

    らんちゃんが可愛過ぎる
    2021年9月7日
    大人しくて、真面目で、世間知らずで、素直で、お世話好き。そんな天使のような美幼女が、町の住民と、ほっこり温かな日常を過ごす。保護者の女教師を見上げる視線が尊い。嬉しそうならんちゃんを見ていると、親目線になってしまい、自然と口角が上がる。全編、癒ししかない。そんな作品。スピンオフ作品とのことだが、元作品を知らなくても、全く問題なく楽しめた。
  • ふたりのポラリス

    柚原瑞香

    「家族」「友達」のつくりかた
    2021年8月15日
    全巻読了。「家族」「友達」をテーマにした少女漫画作品の中では、近年のトップクラスだと思う。少女漫画の代名詞とも言える「恋愛」を話に絡めなかったのは大英断だ。「恋愛」要素が無いために世間の注目度は低いようだが、おかげで話がとっちらかることもなく、「家族」「友達」が再構築されていく様子を堪能することができた。たとえ家族や仲の良い友達であったとしても、何でもかんでも分かり合えるわけではないし、いくら努力しても何でもかんでも思い通りにはいかないけれど、「自分はこうしたい」「自分はこうなりたい」という想いを正直にぶつけ、勇気を持って行動していった結果、登場人物達の相互理解が進み、全員が前向きなエンディングを迎えることができた。最後まで読んで良かったと思う。
  • モブ子の恋

    田村茜

    こういうのでいいんだよ
    2021年7月8日
    9巻まで読了。陽キャでも陰キャでもない、真面目でウブさがある大学生の男女が、バイト先で出会い、次第に惹かれ合い、お付き合いを始める。うまく気持ちを伝えられない不器用さが愛しい。付き合う前の遣り取りも、もどかしくて堪らなかったが、お付き合いを始めてから、更に面白さが加速したように思う。この漫画を読んでいる時のニヤけ顔は、他人には見せられない。
  • ゆうべはお楽しみでしたね

    金田一蓮十郎

    社会人ラブコメ漫画の最高峰では?
    ネタバレ
    2021年7月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 8巻まで読了。オンラインゲームを通じて仲良くなった友達と、ルームシェアをすることになり、共同生活をするうちに惹かれ合うという、今風の設定。1巻時点ではお互いを恋愛対象として見ていなかった二人が、共通の趣味を通じて順調に仲を深めていき、晴れて恋人になったかと思いきや、瞬く間に妊娠が発覚、入籍し、第一子を授かったのは、大変感慨深い。登場人物は善人揃い、波乱らしい波乱もなく、トントン拍子に進んでいくため、昼ドラ的展開を好む人たちは物足りなく感じるかもしれないが、「この二人は何があっても大丈夫だろう」という安心感を好む、いわゆる弱いオタクの方々は、きっと楽しめる作品だと思う。
  • おとなりに銀河

    雨隠ギド

    ずっとイチャイチャしてればいいと思うよ
    ネタバレ
    2021年7月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで読了。はじめに地球外生命体に寄生された島民(女王)の末裔であるヒロイン(姫)が、生まれ育った島を出て、最初の仕事先で出会った男性と恋に落ちる。地球外生命体目線で考えると、島民の精神的支配は完了したから、次は島の外に生息域を広げようとする魂胆があるようにも思えるし、姫の棘に刺された人間は、姫から遠く離れたり、姫の意に沿わないことをすると、体調が著しく悪化するという設定もかなり不穏で、この先に大きな波乱が待ち受けていそうな不安がある。恋する乙女モード全開で、表情がコロコロ変わる、この大変可愛らしいお姫様が、どうか平穏無事に幸福な結末を迎えられますように。
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  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~

    泰三子

    警察を応援したくなる漫画
    2021年6月30日
    普段の生活で警察の関係者と付き合う機会はほとんどなく、正直なところ「身内に激甘」「上意下達の組織風土」「公的ヤクザ」といったネガティブイメージを抱いていたが、本作を読んで、かなり印象は変わった。超体育会系で常に集団行動を取ろうとする同僚達、徹夜休出は当たり前で家庭よりも仕事優先、自分ならすぐに音を上げて辞めてしまうと思う。警察官の頑張りに敬意を表したい。
  • この会社に好きな人がいます

    榎本あかまる

    同期入社組の等身大オフィスラブ
    2021年6月25日
    最近になって、オフィスラブコメ作品をよく読むようになったが、本作は見た目も性格も尖がった所が無い普通のキャラが普通の恋愛をしていて、特に感情移入しやすい。オフィスラブコメ作品は、大半が先輩後輩または上司部下の組み合わせだと思うが、本作は珍しく同期入社組の恋愛模様が描かれている。本来、会社から一歩外に出れば、仕事上の立場の違いはリセットされるべきだと思うが、実際は現実世界でも漫画作品内でも、仕事上の関係性がプライベートにも持ち込まれがちだ。つまり対等な関係でお付き合いしているように見えず、恋人なのに距離があるように感じてしまう(例:一方だけが敬語で話している)。中には仕事上の立場の違いを感じさせないほど、自然体でお付き合いしているように見える作品もあるが、それはそれで切り替えの早さに付いて行けず、どうしても違和感を覚えてしまう。しかし本作は同期入社のカップルが主人公なので、そのようなギャップを感じることなく、素直に受け入れることができた。
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  • 葬送のフリーレン

    山田鐘人/アベツカサ

    4巻まで読了。フェルン、いいよね。
    2021年6月24日
    美人で、真面目で、努力家で、強くて、出るとこ出てて、いい匂いがするんだぜ。最高じゃん。賭けで素寒貧になったら「まったくもー」って言いながら上着かけてくれるんだぜ。超優しい。同年代の男の子との触れ合いに戸惑うウブさが堪らん。自分もこんな女の子に「えっち」「優しくして」って言われるような10代を過ごしたかった。膝枕してもらって空が半分しか見えない景色を堪能したかった。
  • 六畳一間の魔女ライフ

    秋タカ

    2人だから楽しい。2人だから頑張れる。
    2021年6月3日
    「女二人で同居生活」という設定を聞くと、ついつい百合展開を想像してしまうが、本作には全くそんな雰囲気は無い。主要キャラ2名が、友達や家族ではなく相棒として相手を意識し、自然体で、楽しそうに仕事をこなしていく様子は、とても爽やかで心地良い。
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  • 完璧麗華さまは友達作りがおヘタ

    松本陽介

    私達のスクールライフはこれからだ!
    2021年5月29日
    少し前から、紙書籍では出さず電子書籍のみ販売するケースを見掛けるようになったが、最近は中途半端な話数で打ち切り、最終話を掲載した最終巻を販売しないケースが増えているように感じる。本作も「さあこれから」というところで連載終了したため、相当量の描き下ろしや読み切りが掲載されない限り、単行本2巻が販売されることはなさそうである。作品を大事にしない出版社が増えているのは嘆かわしい限りである。本作の主要登場人物である、ポジティブ&元気&天然マイペース&好意丸出し&クソデカ女と、ぶりっ子&才媛&努力家&振り回され気味&ツリ目&小柄な女の子の組み合わせは、次作「その淑女は偶像となる」に引き継がれている。本作の登場人物の関係性が気に入った人は、「その淑女は偶像となる」も、お手に取ってみてはいかがだろうか。今度は打ち切りを食らわずに大団円を迎えられることを祈っている。
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  • 春と嵐

    香魚子

    全2巻は短い。やや消化不良。
    ネタバレ
    2021年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 少女漫画らしいご都合主義展開が心地良い。少女漫画(ラブコメ)は、やはりハッピーエンドが最良だと思う。1巻時点では、大勢の女の子と浮名を流していたヒーローの風馬君が、ドジで不器用で取り立てて美人でもないヒロインのつぼみちゃんに惚れた理由がイマイチ理解できなかったが、2巻でヒロインとは全く別タイプの元カノが登場し、合点がいった。元カノとの望まぬ別離が尾を引いていた風馬君は、他の女の子と付き合っている間にも、元カノのことを思い出してしまい、長続きしなかったが、つぼみちゃんは元カノとの共通点が感じられないため、元カノとの悲しい別れを克服したい風馬君にとって、最適な相手だったのだと思う。再会した元カノからの告白を断り、つぼみちゃんに対して誠実さを示したことで、ようやく本当の恋人になれた、というところで物語は終幕するが、仮にどちらかが元カノと同じように遠方に引っ越してしまい、簡単には会えなくなったとしたら、どうだろう。「風馬君じゃないと私は幸せになれない」と言ったつぼみちゃんは遠距離恋愛を受け入れそうだが、手当たり次第に付き合っていた前科がある風馬君は、寂しさを埋めるために元カノとヨリを戻してしまいそうだ。このような読後感を抱いてしまったのは、本作が全2巻と短いがために、キャラクターの掘り下げが物足りず、話が駆け足気味に進んでいったからだと思う。少女漫画作品は短命に終わることが珍しくないが、5巻くらいは連載すべきだと思う。
  • みつば君はあにヨメさんと。

    イトカツ

    ほんわかした日常マンガ
    2021年5月29日
    前作「銀のニーナ」のニーナちゃんは、めっっっっちゃ良い子だったが、本作のみつば君も負けず劣らず、めっっっっちゃ良い子。漫画世界の小学生は、言動が妙に大人びていた李、やたらとマセていたりしがちだが、本作の小学生は小学生らしい純真さが感じられ、読んでいてほんわかする。兄嫁の日菜子さんが可愛がる気持ちがよく分かる。
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  • リリィ・トライアングル

    ツナミノユウ

    打ち解けていく様子が微笑ましい
    2021年5月25日
    1巻のみ読了。過去作「つまさきおとしと私」「ふたりモノローグ」などと比べると、キャラクターの圧は控えめ。基本的に登場キャラは良い子ばかりで、自分の本音をうまく隠していて、欲望に流されて暴走するようなこともない。突き抜けた個性に任せて斜め上方向に話を展開させた方が楽しいギャグコメディになるのだが、百合という本来はセンシティブな題材において、ギャグ路線に振り切ってしまうと、作品に没入しづらくなる。本作は、お互いの好意が少しずつ深まっていく過程が丹念に描かれており、前作「ふたりモノローグ」よりも正統的な百合作品だと感じた。1巻時点では、恋愛的な意味合いでの特別な感情には至らずで、どのようなカップリングで着地するのか予想できない。今後の展開に期待を込めて星4つと評価する。
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  • 女子高生と聖職者さん

    財政ろろ

    トラウマ起因の変態的行動は個人的にNG
    2021年5月24日
    2巻で主要登場人物の重い過去が明らかとなった。トラウマを変態的言動の根拠にするのは止めて欲しかった。コメディとして素直に楽しめなくなる。
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  • 部長と社畜の恋はもどかしい

    志茂

    考えさせられるビジネス漫画
    ネタバレ
    2021年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 上質なビジネス漫画。1巻読了時点で考えさせられる描写がいくつもあった。①部下の業務量を見極めて人員を適切に割り振ることは管理職の重要な職務である。高負荷が予想される業務を管理職を通さずに担当の判断で引き受けるべきではない。また社外秘資料の持ち帰りの承認は直属の上司のみに権限を与えるべきである。そうしないと管理職は部下の業務状況を把握することができなくなり、人員補充などの対策を取れない。②「彼女のために秘蔵のマニュアルを披露」は美談でも何でもない。マニュアルは共有して利用されてこそ価値が生まれる。業務の属人化を無くすことは業務効率化の基本であり会社の利益にもなる。個人成績よりもチーム成績によって昇給・昇格が決まるように査定システムを見直すべきだ。③ハードワークの許容量は個人差がある。業務経験が少ない若手は自分の上限が分からない。「まだ若いから大丈夫」と無理を重ねて身体やメンタルを壊してしまう。病気療養による停職・退職で人員が抜けるのは会社にとって大きな痛手だ。労働時間が延びるほど健康リスクが高まることは明白なのだから、会社としては繁忙期や緊急事態を除き、社員全員がオール定時で帰れる状況を目指すべきだ。④本作の社畜は仕事が楽しくて進んで残業していると描写されていたが、残業代を稼ぐために必要に駆られて残業している人が多いのではないだろうか。また業務量が多いほど高く人事評価する企業が多いのではないだろうか。残業にインセンティブがある限り残業を減らすのには限界がある。人事評価に時間対効果という観点を取り入れるべきだ。120の時間で120の成果を挙げた人よりも100の時間で100の成果を挙げた人の方が評価されるべきだ。残業時間に応じて賞与査定を下げ残業代を相殺する仕組みにすれば自ずと残業は減っていくと思う。⑤業務多忙により停職・退職・自死したケースは社員教育の教材に活用すべきだ。総務部門や当事者だけが問題意識を抱いても社風は変わらない。全社員を対象とした意識改革には根気強く取り組むべきだ。自分が無理をして倒れたら周りの人間や取引先にどれだけ迷惑をかけるのか、ハードワーカーに自覚させるべきだ。
  • ラブスコア

    LEN[Aー7]

    恋占いアプリが社会現象になるだろうか?
    2021年5月6日
    膨大な個人情報を元にAIが緻密な恋愛シミュレーションを行い相性を数値化する恋愛アプリに翻弄される若い男女の物語。占いアプリの進化形とも言える本アプリの需要は確かにあると思うが、算定方式がブラックボックス化された恋愛スコアは眉唾モノで信頼に値せず、社会現象になるほど爆発的に普及するとは到底思えない。自分の性癖や価値観は、たとえ家族や親しい友人や恋人であっても、曝け出すのは抵抗がある。本アプリに個人情報の活用を許可すると、ほとんど面識が無い人達に対しても、プライベート情報がダダ漏れになる。非常に気持ち悪い。アプリの結果を元にした誹謗中傷が溢れ、悪質な苛めの温床になりそうだが、仮に情報の悪用が社会問題化したとしても、恐らくアプリ開発会社は責任を取れないだろう。せいぜい関係する登録者を垢バンするくらいしかできない。情報は一度漏出すれば取り返しがつかない。運良く記録を完全に消去できたとしても、記憶は残り続ける。1巻の終盤で、本アプリの普及によって離婚率や家庭内暴力の発生件数が減少したといった効果がさらりと示されていたが、とても胡散臭く感じた。異世界モノのようなファンタジー作品やギャグ色が強いコメディ作品の場合、設定にリアリティを求めるのは無粋だと理解しているが、現実世界に近未来設定を盛り込んだ本作の場合は、もっと設定を練らないとダメだと思う。
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  • 境界のないセカイ

    幾夜大黒堂

    設定が秀逸。凡百のTSモノとは一線を画す。
    ネタバレ
    2021年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻読了。TSモノの多くは、本人の意思とは関係なく唐突に性転換が行われるという設定が定番だが、本作では医療の発達により本人の意思で性別を選べる世界が舞台となっている。つまりTSモノの多くは性転換後に焦点を当てているが、本作は性転換を決断するまでの葛藤を若い男女の恋愛を軸にして丁寧に描いており、話の切り口が全く異なるものとなっている。「性選択の自由」という発想は先進的で実に興味深い。1巻中盤までは、童貞丸出し男子高校生のハイテンションさと思慮の浅さにウンザリさせられたが、1巻終盤から面白さが加速、最終巻まで一気読みした。
  • 好きな子がめがねを忘れた

    藤近小梅

    子供らしさが残る中学生の恋愛模様
    2021年4月26日
    7巻まで既読。はじめはメガネを忘れまくるヒロインの設定に馴染めず1巻の無料試読のみとしていたが、高評価が気になって続きを買い求め、一気にハマってしまった。既に特別な存在なのに、友達以上恋人未満な所が、じれったくてむずがゆい。男の子も女の子も、中学生らしい子供らしさが感じられて実に微笑ましい。相手に対して変にマウントを取ろうとしていない所(いじりいじられ、勝負を持ち掛ける等)、相手に対して変に劣等感を抱いていない所(ギャルとオタク、トップカーストと最底辺、イケメンとブサイク、年齢差等)、変に重たい設定が無い所(障がいがある、毒親持ち、親との死別、手痛い失恋経験、貧困等)、当人達の気持ちよりも先に外堀が埋まっていない所(義兄妹化、同居、友人による過度なお節介、罰ゲームによる嘘告白等)が、本作の特徴と言える。つまり「ヒロインが頻繁にメガネを忘れる」という一点を除くと、非常にリアルで、等身大の恋愛が描かれていると思う。
  • さくらと先生

    蒼井まもる

    作品に流れる空気感が心地良い
    2021年4月26日
    女生徒と男性教師の組み合わせは少女漫画ではありふれた組み合わせだが、本作の男女は相手の立場が悪くならないように、「(恋愛的な意味合いで)好き」であることを伝えようとせず、一生徒・一教師として振舞おうとしている点が実に好ましい。ちょっとした会話を通じて少しずつ気持ちが高まり合う様子が微笑ましくてキュンキュンする。絵柄も作品の雰囲気と非常にマッチしていると思う。ありそうでなかなか無い少女漫画だと思う。
  • 合格のための! やさしい三角関係入門

    缶乃

    高い画力で描かれるどちゃくそエッチなキス
    ネタバレ
    2021年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 友達に対する独占欲や「特別になりたい」という気持ちがシームレスに恋愛感情へと昇華していくところや、コレと決めたら一直線に突き進んでいくところや、押しに弱く割とあっさりキスを許してしまう隙の多さや、経験値が低くてキスの気持ち良さに夢中になってしまうところなど、中高生らしくて実に微笑ましい。ぶつかり合って時には涙を流すこともあったけれど、皆が納得する答えを見つけることができ、笑顔で歩き出せて本当に良かったと思う。画力にますます磨きがかかり、キスがどちゃくそエッチで最高だった。2巻で完結したのは残念。次回作も期待したい。
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  • カカフカカ

    石田拓実

    拗らせまくった若い男女のルームシェア物語
    2021年4月5日
    主要登場人物が、ことごとく拗らせまくった変人なので、言動に共感できず、イマイチ乗り切れなかったが、登場人物の言動が読めない分、物語としてはなかなか楽しめた。僕が漫画に求めるドキドキ感やワクワク感は本作では特に得られなかったため、積極的にオススメしたいとは思わないが、物語に「えっ?そうなるの?」といった意外性を求めている人には向いていると思う。
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  • ニコラのおゆるり魔界紀行

    宮永麻也

    ずっと見ていたかった物語
    2021年4月1日
    真っ直ぐでとても良い子な魔法少女ニコラとお人よしで凄くいいヤツな悪魔サイモンの魔界紀行。魔界が舞台だが、愛らしいキャラクターが多く、見ていて楽しい。風景も細部まで書き込まれていて、まるで絵本のようだ。とてもHARTAらしい作風だと思う。同誌の「ハクメイとミコチ」が好きな人なら、きっと気に入ると思う。4巻で完結したのは個人的には残念だが、全巻購入しても3千円未満なので、手に取りやすくなり、作品にとっては良かったと思う。著者の次回作が今から楽しみだ。
  • 不器用な先輩。

    工藤マコト

    先輩社員がドチャクソ可愛い。
    2021年2月12日
    気が強そうに見えて、多少ポンコツだけど、仕事はデキて、部下想いの世話を焼きたがる先輩。ドチャクソ可愛い。直属の先輩との相性は極めて重要だと思う。特に年が近い先輩とは仕事での絡みも多く、10年20年経って、自分が一人前になってからも、先輩後輩の関係はずっと続く。誇張なくQOLに関わる重大要素なのに、自分には選択権がほぼ無い。先輩ガチャで大当たりを引いた、本作の主人公、亀川君が本当に羨ましい。
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  • 「子供を殺してください」という親たち

    押川剛/鈴木マサカズ

    家族をつくるには覚悟が必要
    2021年2月7日
    この手の漫画を読むと、自分と親兄弟が健康を維持し、各々自活できていることが、とても幸せなことだと思い知らされる。先日、子供の頃から可愛がってもらった叔父が、アル中で精神科病棟に入院したと母から聞かされた。自分は頭の回転が速く聡明な叔父の姿しか知らないが、脳が委縮して幻覚や記憶障害を発症し、日常生活に支障を及ぼすようになったため、入院することになったそうだ。母は努めて明るく状況を話してくれたが、「もう退院できないかもしれない」とも言っていた。弟がそのような状態に陥って、母も内心は穏やかではないはずだ。僕は自分が当事者になったらと思うと恐ろしくて堪らない。今は健康を維持している両親も、10年後20年後には認知症を患い、まともにコミュニケーションを取れなくなるかもしれない。叔父のことは、叔母と母に任せていればいいかもしれないが、両親のことからは逃げずに向き合わなければならない。家族をつくるということは、何があっても家族と最後まで向き合うという覚悟が必要だ。昨今は経済的困窮を理由に結婚しない若者が増えていると聞くが、お金はあっても覚悟が無い人は、結婚すべきではないと思うし、もちろん子供もつくるべきではない。自分には家族をつくれるほどの覚悟は無いと、つくづく思う。
  • 三年差

    島崎無印

    おしどり夫婦の和やかな日常
    2021年2月4日
    兄妹のように育った幼馴染で、アラサーで、子供もいるのに、初々しいカップル感が漂っている、おしどり夫婦の生活を描いた作品。時折挟まれる幼少・学生時代のエピソードが現代のエピソードに繋がる。過去の積み重ねが今の幸せを形作っている。
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  • カノジョも彼女

    ヒロユキ

    勢いで突っ走ればオールオーケー!
    2021年1月17日
    著者の別作品と比べて、登場人物の変態性は控えめだが、相変わらず思考回路はぶっ飛んでいる。斜め上な提案でも勢い良く言ったもん勝ち。素直過ぎる登場人物達が面白い。秀逸過ぎるテンポの良さ。アニメ化も納得です。
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  • それは霊のしわざです

    Noise

    確かな画力と光るコメディセンス
    2021年1月17日
    著者は成年向けコミックのベテラン作家。ロリ系作品を数多く輩出している。一時期は大変お世話になったが、次第にロリ巨乳へと傾倒し、最近は登場キャラの年齢層が上がり、僕の趣味とは合わなくなったため、とても残念に思っていた。正直なところ、成コミ作家は、画力は非常に高いものの、一般向けの話づくりは今一つという印象を持っていたが、本作はまさに「ラブコメ」と評するに相応しい、大変爽やかな良作である。過度なサービスショットが無い点も好印象。
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  • あそこではたらくムスブさん

    モリタイシ

    不器用な男女のオフィスラブ
    2020年12月14日
    20代にしては男女とも不器用で初々しく、まるで高校生の恋愛模様を見ているようだ。一目ぼれしたヒロインとの距離を少しずつ縮めていこうとする主人公と、主人公との交流を通じて表情が豊かになっていくヒロインが微笑ましい。恋愛をメインテーマに据えたお仕事漫画は、どんな仕事をしているのか明確に描写していないものも多いが、本作はしっかり取材されたうえで描かれており、興味深い。社会に貢献できる製品を世に送り出すため、情熱を傾けて仕事に取り組んでいる様は、とても共感できる。気になったのは主人公の挙動不審感。決める所は決める男だけど、いくらなんでもキョドリ過ぎじゃないかな。
  • ティラとケラ

    市川ヒロ

    ともだち なのに おいしそう
    ネタバレ
    2020年12月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 群れからはぐれた鈍臭いトリケラトプスの女の子に、地上最強のティラノサウルスの女の子が、「おいしそう」とよだれを垂らしながら、熱烈にアタックする友情物語。怖がるトリケラトプスを甲斐甲斐しくお世話するティラノサウルスが可愛い。たまにリアル恐竜描写に戻る所がシュールで面白い。
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  • 猥談バーで逢いましょう

    佐伯ポインティ/地球のお魚ぽんちゃん

    自分の性癖を受け入れて全力で楽しむ=幸福
    2020年11月11日
    普通の性癖なんてものは存在しない。程度に差はあるだろうが、人は誰しも、近しい人には言えないような、マイノリティあるいはマニアックな性癖を、隠し持っていると思う。これまで誰にも言えなかったからこそ、自分語りをしたくなる気持ちはよく分かる。本作に登場する変態さん達の語り口は、水を得た魚のように、生き生きとしている。自分の性癖を受け入れ、全力で楽しもうとしている。とても幸せそうだ。本書を読んだおかげで、幸福な人生を送るためのヒントを見つけられた気がする。
  • シャドーハウス カラー版

    ソウマトウ

    隠れた名作
    ネタバレ
    2020年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 5巻まで読了。本作にはRPGのような面白さがある。はじめのうちは分からないことだらけで、御伽噺のような世界観と愛らしいキャラクターを愛でる、雰囲気漫画に過ぎなかったが、お披露目などのイベントを通じて登場人物が増え、主人公達の行動範囲が広がっていくにつれて、話が動き出し、面白さが加速していく。ススを操る能力を活用したり、仲間達の協力を得ながら、大立ち回りや心理戦を制して、少しずつ謎の核心に迫っていく様子は、とてもワクワクする。明るく前向きで健気な従者エミリコに感化され、内面的な成長を遂げていく主人ケイトには、少年漫画の主人公のような風格を感じる。更にラブコメ要素も盛り込まれていて、少年少女の初々しさにニヤニヤすることもできる。多様な楽しみ方ができる、奥が深い作品だと思う。
  • ポチごっこ。

    アッチあい

    ダメリーマンが巨乳JKに飼われるお話
    ネタバレ
    2020年10月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 概要を見ると大変エロいシチュエーションだがエロはほぼ無し。ただのラブコメ作品と見せかけて、実は現代社会の問題を取り上げた良作だ。要領がすこぶる悪く、ひとつの仕事に時間をかける割に、出来はよろしくないし、締め切りを守れない。こういう人は確かに一定数いる。サラリーマンは会社の看板を背負って働いているから、個人の失敗は会社の失敗となり、他の働いている人達にも悪影響が及ぶ。締め切りに間に合いそうにないとギリギリまで上司に報告せず、挙句の果てに無断欠勤し、ジサツ未遂に至る主人公は、全く正しくない。尻拭いをする会社の同僚達が無断欠勤を続ける無責任な主人公に対し愚痴をこぼすのは当然だと思う。頭数が減れば代わりの者を補充する言い訳が立つから、辞めてくれた方が助かるというのも、その通りだと思う。主人公のお兄さんは大変優しいと思う。弟からジサツを仄めかすメールが届き、そんな度胸は無いと思いつつも、急いで休暇を取り、心配して様子を見に来てくれる。弟のために新しい働き口も探してくれる。良待遇の仕事が、そんな簡単に見つかるわけがない。作品内では語られていないが、「どうか私の弟をよろしくお願いいたします」と、頭を下げて回ったに違いない。何より、通勤通学のバス停でたまに挨拶程度の会話を交わす、知人とも言えないくらい接点が無かった主人公の様子を心配し、身を挺してジサツを止め、学校を休んで自宅に匿う巨乳JKは、女神と言っても差し支えないだろう。これほど優しい人達に囲まれた主人公は果報者だが、本人にその自覚があるように思えない。とにかく働かないとダメだという強迫観念に駆られて再就職を果たすが、根っこの部分が変わっていないのだから、長続きするはずがなく、またもや疲弊していく主人公。巨乳JDとの再会を果たし「俺、やっぱり働きたくない」と泣きつく。巨乳JDは「あなたが働かなくてもいいように、私がいい会社に入って、たくさん稼いで、あなたを養ってあげる」と答える。女神だ。恐らく数年後に一人のニートが誕生することを示唆して物語は終幕する。しかし現実の世界に女神はいない。主人公のような、いわゆる社会不適合者は、これほど至れり尽くせりの状況にあっても、一人前になれないのだ。本作はフィクションだが、ニートや引き籠りに関する報道と照らし合わせると、そう感じずにはいられなかった。
  • ギャルとぼっち

    朝日夜

    清々しい友情物語
    2020年10月25日
    世の中は偏見に溢れている。親しい人たちから指摘されても、素直に受け入れられる人は少ない。自分の至らなさを内省し、言動を改められることは美徳だと思うし、友人の意見に流されることなく、自分の考えをハッキリ主張できる人はカッコいいと思う。
    いいね
    0件
  • 夢見るルネサンス

    海老川ケイ

    全く毒が無い
    2020年9月21日
    いいね。可愛い女の子がワタワタする四コマ漫画は、ひたすら和み癒される展開が王道だと思う。
    いいね
    0件
  • ふたりで恋をする理由

    ひろちひろ

    展開にモヤモヤする
    ネタバレ
    2020年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 5巻まで読了。岡庭はどこがいいのか分からん。断トツで好感が持てるのは美園。あれほど親身に支えてくれる男の子に恋愛感情を向けず、失恋から一歩踏み出すためだからと、女友達に流されるまま合コンに出掛け、別の男と交流を深めようとする、ヒロインに全く共感できない。最終的には美園とくっつくと思うが、ここまでの話の展開を踏まえると、ヒロインを祝福できそうにない。
  • 初春が咲く

    柴崎しょうじ

    普通の高校生の初々しい青春
    2020年8月19日
    普通の高校生が知り合ってから少しずつ仲を深めていき両想いとなる。特に波乱は起こらない。友達も家族も二人の仲に肯定的だ。淡々と進行していくため、物語としての面白さには欠けるが、これこそが普通の恋愛模様だと思う。普通のラブコメ漫画に慣れた身には、むしろ新鮮だった。安心感があって癒される漫画だ。
    いいね
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  • ギャルごはん

    太陽まりい

    満点のラブコメディ。
    2020年8月17日
    全巻読了。上質なラブコメ漫画にはいくつか条件がある。「男女共に人格者で好感が持てる」惹かれ合う理由に説得力が感じられること。「恋愛を通じて男女共に成長していく」恋愛過程を心から応援できること。「不快なキャラクターが登場しない」安易に悪者を登場させて話を動かさないこと。「恋敵にも前向きな結末を与える」恋敵が失恋を乗り越えて成長している様子が描かれていること。「幸せなエピローグ」最後まで読み続けて良かったと思えること。などだ。本作は、これら全ての条件を満たしていた。特に9巻~10巻は出色の出来栄えであった。評価は文句なしの5つ星だ。このような佳作が、アニメ化や実写化に至らず、世間に広く知られることなく完結してしまったことを、大変残念に思う。
  • 天堂家物語

    斎藤けん

    続きは気になるが、話づくりはイマイチ。
    ネタバレ
    2020年8月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 7巻まで読了。続きが気になる作品ではあるが、安易な展開が目立つ。例えば、ヒロインが暴漢に攫われた先に、偶然かつて命を助けた伯爵令嬢がいて、救われるというくだりは、話が出来過ぎていて、杜撰としか言いようがない。女中が自死するくだりは、唐突過ぎて呆気に取られてしまった。そこからヒロイン追放に至るスピード展開も驚きだった。時間をかけてじっくり描くべき所をサラッと流している。そのくせ、新聞記者見習いの顛末といった、話の本筋から逸れたどうでもいい話にページを割いている。また、思い余ってヒロインを組み伏せたり、母親を惨殺した首謀者を見つけ出し復讐するために、ヒロインを実質的に生餌として利用している主人公に好感が持てない。ツンデレのラインを超えていると思う。そんな主人公を命に代えても守りたいと決意する、死にたがりのヒロインにも共感できない。主要登場人物に感情移入できず、ストーリーも意外性はあるが説得力に欠けるため、本作に高評価は付けられないと判断した。
  • 娘の友達

    萩原あさ美

    主人公は悪くない。悪いのは周囲の人間。
    ネタバレ
    2020年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は妻と1年前に死別したサラリーマン。一人娘は家事を手伝うどころか、学校にも行かず、部屋に引きこもっている。教師は「娘の不登校は親の責任だ」と突き放すばかりで、何も支援せず、解決を主人公に丸投げする。思い付き発言で事前の段取りを御破算にする上司。公衆の面前にもかかわらず上司に噛みつく社会性に欠けた部下。露骨で幼稚な仲間外れをしてくる同僚達。本作の登場人物の中で一番まともなのは主人公だろう。酔っ払いに絡まれた女の子を助けたり、不倫を告白してきた友人を諫めていることから、真っ当な正義感と倫理観を持ち合わせていると考えられる。あまり要領は良くないようだが、ハードワークでカバーし、成果を挙げて、順調に出世街道を歩んでいた。真面目で誠実な人柄だと思う。好感が持てる。主人公は、自分なりに精一杯仕事や育児に向き合っているのに、誰も認めてくれないし、誰も助けてくれない。精神的に参ってしまい、吐き気や眩暈に襲われるようになる。そんな中、偶然再会した娘の友達だけが、主人公を慰め、救いの手を差し伸べてくれた。倫理的にマズいと分かっていても、苦しい現実から逃げ出したくて、会うことを止められず、主人公の生活は徐々に破綻していく。しかし、娘の友達は、男の人生を狂わせた悪女とは言い切れない。もしも娘の友達と関わることがなかったら、恐らく主人公は鬱病を発症し、果ては首を吊るか電車に飛び込んでいただろう。主人公は悪くない。悪いのは、主人公の苦悩に気付けなかった、周囲の人間だと思うが、ひたすら主人公ばかりが責められ続ける。本当に気の毒だ。話の展開的にハッピーエンドは望めそうにないが、救いを感じられる結末を期待したい。
  • 思春期ちゃんのしつけかた

    中田ゆみ

    ある意味、正統派の少年漫画
    2020年8月4日
    3巻まで読了。過剰なまでのお色気演出。下着も乳首も大盤振る舞い。ある意味、正統派の少年漫画と言えよう。一途で、天然で、小動物チックで、甘えたがりな妹ちゃんが可愛い。小さくて、アソコはツルツルだけど、ちゃんと女の子の身体をしている所がとても良い。嫉妬する様子も分かりやすく、嫌みがなくて癒される。コミカルなデフォルメや、オノマトペの多用も、作品の雰囲気にマッチしている。このままノーシリアス、オンリーコメディで、最後まで突き進んで欲しい。
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  • きみが死ぬまで恋をしたい

    あおのなち

    戦争の虚しさを思い知らされる
    2020年8月4日
    3巻まで読了。孤児院で暮らす少女達の生活は総じて平穏だ。しかし戦争で人を殺すことを課せられた少女達の生命は儚い。親しかったクラスメイトやルームメイトが、日常的に傷付き、死んでいく。戦地に赴くのはとても怖いし、人を殺せば煩悶するのは当然だ。戦争なんて終わって欲しいと願っていても、戦争の駒である彼女達には、殺し合うしか選択肢が無い。孤児を戦闘員に育成して戦争に駆り出す仕組みは極めて非人道的だが、戦争の末期には実際に起こり得ることだと思う。日本でも第二次世界大戦の終盤に学徒出陣が行われた。大人達が始めた戦争に、国の未来を担うはずだった子供達を送り込み、死なせる。誠に罪深く、虚しいことだと思う。現実世界に目を向けてみると、国同士の諍いは絶えず、戦争の火種は燻っている。どれほど分かり合えなくても、思い通りにならなくても、次世代に平和を引き継ぐためには、武力衝突だけは絶対に避けなければならないことを、本作を読んで改めて思い知らされた。
  • 成仏するにはまだ早い!

    飴色みそ

    ダメな「人類滅亡モノ」の典型
    ネタバレ
    2020年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「人類は未知のウイルスにより壊滅した」という設定は使い古されたものだが、「メインキャラクター4人全員が幽霊」という設定は斬新で面白かった。全員死んで1年経過した時点から話を始めることで、自分を含む大勢の人間が亡くなったことや幽霊化したことに対する戸惑いも、過酷なサバイバル生活を描く必要性も無くなったため、ほのぼのとした日常話に終始しても、特に違和感は無かった。しかし1巻終盤で生者の女の子を唐突に登場させてしまったのがいけなかった。これにより「なぜ人類は壊滅的被害を受けたのか?」「なぜ女の子は生きているのか?」を説明する必要が生じてしまった。物語の背景に迫る重大なネタバラシを、本作は僅か2コマで済ませている。要するに人為的な犯行ということは分かったが、どんな組織が、どんな目的で、全世界同時多発テロという凶行に及んだのかは、全く解明されないまま終幕し、読後にモヤモヤが残った。また世界的テロリストの機密文書が、主人公達が暮らす学校から徒歩1日圏内で、簡単に見つかるという展開は、露骨に御都合主義で、全く説得力が感じられなかった。残念ながら著者は話づくりの才能に恵まれていないようだ。今後は原作付きの漫画家としての活躍を期待したい。
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  • 部長が堕ちるマンガ

    中村朝

    岡磯辺君!→岡悪魔君!→岡邪龍君!
    ネタバレ
    2020年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 悪魔のような部下によってBL化させられる部長。相手は無機物(電柱など)。なんやかんやあって、次第にBLにハマっていく素直な部長が可愛い。常務と専務もいい味を出しているし、部長に心酔してしまった人気声優の言動が健気で尊い。ある意味、部長以上に堕ちてしまった、部長の娘が個人的にはピカイチ。サブキャラも含めてキャラが立ちまくっているコメディ漫画。面白い。
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  • あゝ我らがミャオ将軍

    まつだこうた/もりちか

    良い子だからこそ素直に応援したくなる
    ネタバレ
    2020年7月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 独裁国家のトップを務めることになった9歳の女の子のコメディ奮闘記。JSにスポットライトを当てた作品の多くに、周囲の大人達を困らせるクソガキが登場する。僕はクソガキが嫌いだ。特に子供という立場を利用し、大した咎めを受けないことを理解したうえで、悪戯する子供の姿は憎たらしく思う。本作の主人公は、幼いながら国家のトップという立場を受け入れ、国民の幸せを願って奮闘している。大人達の声にも素直に耳を傾けるし、自分が未熟であることを認め、支えてくれる大人達に感謝している。とても良い子である。自分が同じような立場だったら、増長して我儘の限りを尽くすと思う。信じられないくらい、真っ直ぐに育っている。大変微笑ましい。また、同世代の子供と遊ぶことが大好きという、子供らしさも兼ね備えている。漫画の世界だと、似たような境遇にある子供は、年齢の割に大人びていて、感情の発露に乏しいキャラクターが定番だが、本作の主人公は表情がコロコロ変わり、見ていて楽しい気分になる。特別能力が高いわけでもない、どこにでもいそうな普通の良い子が頑張っている。だからこそ素直に応援したくなるのだ。
    また脇を固める大人達のキャラクターも実に好ましい。僕は、他人に迷惑をかけるようなことをしても、子供のしたことだからと、簡単に許してしまう大人が大嫌いだ。本作の大人達は、子供だからといって過度に甘やかすことはしないし、もちろん媚びを売るようなこともしない。ダメなことはダメとはっきり言っている。施政を通じて教育と躾を行っているように見える。為政者と臣民ではなく、家族のような絆を感じる。大人達は失敗した主人公を叱咤激励する。主人公は大人達を信頼し、期待に応えようとしている。だからこそ素直に応援したくなるのだ(2回目)。
    描線はすっきりしていて、万人受けしそうな絵柄だと思う。展開は単調ではなく、コメディとしても出来は悪くない。もっと評価されるべき秀作である。
  • 青のフラッグ

    KAITO

    5巻から方向性が変わった感あり
    ネタバレ
    2020年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 7巻まで読了。5巻から登場人物がめっちゃ喋る。なんか偉そうに小難しい講釈を垂れている感じ。とても高校生とは思えない。喋っているのが、これまで脇役だったキャラというのが、またよろしくない。周囲の人間が、自分の価値観を押し付け合って引っ掻き回すのは、ある意味リアルだとは思うが、僕が読みたいのは、太一、桃真、二葉、真澄の物語なんだよな。この4人の気持ちの行方こそが本作の主題であり、それ以外に紙幅を割くのは、はっきり言って蛇足だ。話が発散してしまう。この4人だけでは話が進まないから、他の登場人物に代わりに喋らせているように見える。それは単純に作者の力量不足だと思う。
  • CANDY & CIGARETTES

    井上智徳

    無双しまくる少女と爺さん。
    2020年5月10日
    まず、天才的な殺しの才能を持つ小学生の女の子を受け入れられるかどうかが、この作品を好きになれるかどうかの分水嶺になると思う。あと、人が死にまくっているのに、ちっとも騒動にならない所とか、主人公サイドは死にそうな目に遭っても結局は五体満足で切り抜けてしまう所とか、ご都合主義に支えられたストーリーはツッコミが追い付かないほどだ。しかし、難しいことを考えなければ、一般的には弱者に分類される、女の子と老人のコンビが、悪党どもを皆殺しにしていく様は痛快に感じる。
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  • お姉さんは女子小学生に興味があります。

    柚木涼太

    ロリコンお姉さん、ハーレムを築く。
    ネタバレ
    2020年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻まで読了。たわわなロリコンお姉さんが、類稀な熱意と包容力で、お母さん合意のもと、お気に入りの幼女との濃厚接触を繰り返す。幼女の中で恋愛感情が発芽し、次第に大きく育っていく。男では絶対にこうはならない。うらやまけしからん。ここにロリコンお姉さん最強説が立証された。
    二人のもとに、かつては両想いだった元幼女の女子高生が登場する。ロリコンお姉さんは成長した幼女を性愛の対象としては見ていない。別離しても想い続けていた元幼女は失恋し、涙を流す。ロリコンお姉さんが下衆に思えるかもしれないが、相手が幼女であることを度外視すれば、これは普通に有り得る話だ。恋愛感情は永遠ではないのだから。
    僕は、ロリコンお姉さんが今カノと末永く幸せになることを願っているが、元幼女との遣り取りを見ていると、物語の終着点に一抹の不安を感じる。同著者の「hshsさせろ」では、合法ロリなら問題ないという結論を呈示した。だが合法ロリは奇跡の存在だ。年を取るごとに幼女性が失われることは避けようがない。俗塵に曝され悪知恵や処世術を身に付け、天真爛漫さは影を潜めていく。背は伸びるし、胸は膨らむし、お毛毛は生えてくるのだ。ロリコンお姉さんは、今カノが成長した後も、今と変わらぬ熱情を向けるだろうか。それとも新しい幼女へ興味が移ってしまうだろうか。ロリコンとしてのスジを通すならば後者だが、僕を含むほとんどの読者は、前者を望んでいるだろう。永遠の愛を感じさせる、最高のハッピーエンドを期待したい。
    最後に一言。当作品は大変素晴らしい作品なので、是非ともTVアニメ化を実現してもらいたい。
  • 恋する乙女はエロマンガに夢をみる

    吉北ぽぷり

    1冊15分で読める、えっちなコメディ
    ネタバレ
    2020年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻まで読了。エロい身体のおバカなJKが、エロ漫画に触発されて、大好きな先生にエロいアプローチをしかけまくる話。社会的に死にたくない先生は、甘い誘いに必死に抗う。あまりにも向う見ずな女の子の様子を見ていると、ちょっぴり先生が気の毒に思えてくる。気持ちが落ち込んでいる時や疲れた時に読むといいのではなかろうか。
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  • 消えた初恋

    アルコ/ひねくれ渡

    貴重な笑える少女漫画
    2020年5月6日
    2巻まで読了。ままならない恋愛模様をがっつり描いているにもかかわらず、たくさん笑わせてもらった。「ニヤニヤ」「キュンキュン」できる少女漫画は珍しくないが、気持ち良く笑わせてくれる少女漫画は大変貴重だと思う。
  • 可愛そうにね、元気くん

    古宮海

    倒錯した愛情の行方が気になる
    ネタバレ
    2020年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読了。好きな女子をついつい苛めてしまうのは、小学生男児のほとんどが通る道だと思う。目の前で女の子が乱暴されている様子を何も出来ず遠巻きに眺めている男子が、口では「やめてくれぇ!」と叫んでいても下半身は猛烈に興奮していた、というくだりは、エロい漫画の定番となっている。好きな女子を強引に犯したり、好きな女子が寝取られる姿を妄想して性的興奮を覚えるというのは、男なら多少なりとも共感できるのではないだろうか。本作の主人公は、想い人が傷付いたり傷付けられたりする姿に興奮する。僕は主人公を特別おかしいとは思わない。特にエロい盛りの中高生男子なら、倫理的に大問題だと分かっていても、興奮が勝ってしまうのは有り得る話だと思う。自分の性癖を受け入れることができず、普通になりたいと願い、それが叶わずに苦悶するというのも、青少年なら大なり小なり経験することだろう。個人的には、ヒロインに暴力を振るうことなく、漫画を描いて気持ちを発散する方法は平和的かつ合理的だと思うが、本人からすれば妄想を漫画という形にすることで、自分の異常性をより強く自覚することになるため、自己嫌悪で苦悩するのは当然だろう。描いた漫画を捨てられない気持ちも、何となく分かる。どんな悪感情だろうと、自分の気持ちを否定したくないんだよな。この作品の主要キャラクター達は、端的に言えば「超がつくほどのド変態」なのだが、言動が相応に説得力を感じさせるものになっているため、親近感・愛着を覚えてしまう。今後の展開は読めないが、主人公が救済される結末を希望する。
  • 悪いが私は百合じゃない

    もちオーレ

    コメディタッチの百合ハーレム漫画
    ネタバレ
    2020年4月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻まで既読。クラスメートに惚れ薬もとい媚薬を飲ませてしまい、百合ハーレムを構築してしまうJKのお話。百合漫画は、様々な障害を乗り越えて心を通い合わせた末に身体でも結ばれる話が好まれる傾向にあるが、当作品は真逆の展開を見せる意欲作だ。肉体的接触を通じて内に秘めていた百合の素質が花開いていく感じが大変よろしい。1巻の中盤で、媚薬を飲んで暴走していた時の記憶は、しっかり残っていることが明かされた。2巻からは更にドタバタしたコメディになることを期待する。
  • ちっちゃい先輩が可愛すぎる。

    あきばるいき

    萌え四コマ漫画はかくあるべき
    2020年4月27日
    見た目は子供の大人の女性という設定は漫画では目新しくないし、ストーリーも王道で捻りはないが、作画と内容が非常にマッチしていて、完成度は相当高いと思う。可愛い女の子を見て和みたい人にオススメ。
    いいね
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  • パパと巨乳JKとゲーム実況

    糸吉了一

    仲良し家族のほっこりマンガ
    2020年4月26日
    パパ大好きな娘がリストラされたパパをゲーム実況に誘うお話。パパもママも娘も可愛い。仲睦まじくて尊い。登場人物は良い人ばかりなので、安心して読めるハートフルコメディだ。
  • 男殺しの音頃さん

    十九島信

    社会風刺コメディの王道
    2020年4月26日
    話数を重ねるたびに時事ネタいじりが加速していく。世の中の不条理に対して非合法なやり方(主に殺人)で報いる構図はシニカルで面白い。久米田康治作品が好きな人は気に入るかも。
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  • 怪物少女は初恋の夢を見るか?

    在間りしん

    今後のラブコメ展開に期待する
    2019年12月30日
    超天才ゆえに平凡な生活を送ることができなかった女の子が、幼馴染の男の子が通う普通の高校に編入してくる所から話が始まる。女の子の頭脳を頼って、人間だけでなく異世界生物も積極的にアプローチしてくる。女の子が、平凡だけど最高に楽しい高校生活を送れるよう、奮闘する男の子に好感が持てる。男性向けのラブコメ作品で、男の子に好感を持てるかどうかは結構重要だと思う。今後、男の子に対する恋心を女の子が自覚していく過程を、SF展開を通じて描かれていくであろうことは、表題から明らかであり、続刊に期待する。
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  • 未熟なふたりでございますが

    カワハラ恋

    まるで高校生の恋愛模様
    2019年12月30日
    お互いのことを好き過ぎる新婚さんのイチャラブ漫画。とにかくイチャラブ成分を瞬間チャージしたい人にはオススメできる。しかし、①言動が中高生っぽい。大人同士の恋愛漫画らしくない。②見た目も中高生っぽい。大人の男女らしい色気が描けていない。③既刊5巻まで回想がほぼ無し。幼馴染設定が生かせていない。④個人的にはラブコメの真骨頂だと思う「お互いを好きになる過程」が描かれていない。など、漫画作品としては残念な部分が多々あり、秀作と評価することはできない。
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  • 埼玉の女子高生ってどう思いますか?

    渡邉ポポ

    とぼけた雰囲気がクセになる
    2019年12月30日
    埼玉県の片田舎に暮らす女子高生の生態にスポットを当てた作品。イマドキの女子高生らしくない素朴さに安心感を覚える。東京に対する露骨だけど陰鬱とまではいかないコンプレックスの描き方が秀逸。気の合う友達とあちこちお出掛けして、しょっちゅうワタワタしてるけれど、なんだかんだで満喫している様子が微笑ましい。
  • ギャルと恐竜

    森もり子/トミムラコタ

    箸を使ってカップ麺を食べる恐竜
    2019年9月14日
    恐竜がさほど驚きもなく受け入れられる平和な世界観に癒される。ギャルが、恐竜をペットやヒモではなく、ルームシェアしている友達のように接している所がいい。恐竜がとてもユーモラス。ほぼ口を開けた状態で、言葉は当然喋らず、表情もあまり変わらない。でも何を言いたいのか、何となく分かる。恐竜の顔がアップになるだけで、なぜか笑えてくる。
  • スパイスとカスタード

    宇佐美真紀

    一途な女の子は可愛い
    2019年9月14日
    少女漫画の多くは、イケメンの男が複数人登場して主人公の女の子が心を動かされているが、本作の主人公はひたすら彼氏一筋で、意中の男の子に直球で好意をぶつけており、また人懐っこく愛嬌があり笑顔が愛らしく、大変好感が持てる。年齢からすると、やや子供っぽ過ぎるとも思えるが、真面目で文武両道の彼氏と良い対比になっていて面白い。個人的には、抱き心地が良さそうな、ややぽっちゃりした体型にもそそられる。もっと身体を密着させて、押し付けて、彼氏を動揺させて欲しい。
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  • 僕の心のヤバイやつ

    桜井のりお

    尊さの最適解
    ネタバレ
    2019年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 徹底して男目線のモノローグなので、ヒロイン・山田の心情は読者が推察するしかない。恐らく山田は男の子に苦手意識を持っている。自分に近付いてくる男子は肉食系が多いから。でも主人公の市川はオドオド喋り、近付けば離れていく、草食系。「面白い」が最高の誉め言葉の山田にとって、突飛な言動をする市川は気になる存在となった。初めは他の男子と同じように冷めた目線を向けていた山田が、嬉しそうに愛しそうに市川を見つめるようになる。平穏を保つために自己犠牲も厭わず暗躍する市川。自分に向けられた優しさに気付き赤面する山田。自ら繰り返しアプローチし好意をぶつける山田。秘密の逢瀬を重ねて親密度を高めていくシチュエーションなど、尊さを感じずにはいられないシーンが随所に見られる。本作は欠かさず連載をチェックし、単行本も発売日にすぐさま購入するほど気に入っている。連載ペースが遅く、新刊がなかなか出ないのが大変もどかしい。
  • それでも歩は寄せてくる

    山本崇一朗

    ニヤニヤ成分の補充に!
    2019年9月5日
    表情がコロコロ変わる女の子が可愛い。仏頂面な男の子との対比が良いアクセントになっている。男の子の無意識攻めに慌てふためく女の子をひたすら愛でる漫画。ニヤニヤ成分過多。残念なことに通しで読むと1冊15分もあれば読了できてしまう。1話完結型なのでサプリメントのように少しずつ読んではいかがでしょうか?
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  • シノビノ

    大柿ロクロウ

    ぅゎι゛ι゛ぃっょぃ
    ネタバレ
    2019年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 強い爺さんが八面六臂する様を楽しむことができます。フィクションに史実を混ぜている点も面白く感じました。ただ終盤では、あれだけ強かった爺さんが、あっさりと片腕片脚を切断されたり、かつて闘った強敵がいつの間にやら死んでいたりと、首を捻る展開が続きました。打ち切り宣告を食らい、残されたページの中で、どうにかして風呂敷を畳みました感が強いです。
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  • 拳奴死闘伝セスタス

    技来静也

    拳闘物語
    2019年9月5日
    前作の拳闘暗黒伝は人間ドラマを盛り上げる要素として拳闘があるという感じでしたが、本作は拳闘部分に強くフォーカスを当てています。強い奴と強い奴がぶつかり合う、少年漫画的な面白さは増していると思います。
    いいね
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  • 彼女とつーぴー

    森井暁正

    女子中学生とエッチな罰ゲーム
    2019年9月5日
    自分の身体をエサにして男の子と遊びたがるエチチな女の子。大変よろしゅうございます。
    いいね
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  • 塩田先生と雨井ちゃん

    なかとかくみこ

    夫婦感がある男性教師と女学生のラブコメ
    2019年8月6日
    少女漫画ではありがちな、男性教師と女学生のラブコメですが、初々しさと長年連れ添った感が、いい塩梅で同居していると思います。特にアラサーの独身男性にありがちなズボラ感が自然に表現できている所と、それを女学生が多少は文句を言いつつも受け入れている所が素晴らしいですね。やや年季を感じさせる絵柄ですが、それがむしろキャラクターの個性やストーリーとマッチしていて良いと思います。
    いいね
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  • 阿波連さんははかれない

    水あさと

    あは^~
    2019年8月6日
    エグい下ネタと女の子の号泣に定評がある水せんせいですが、今作はとても綺麗なお水です。基本は無表情なのに、要所要所でがっつり赤面する女の子がとにかく可愛い。おっきい男の子にちっちゃい女の子がぴったりくっついているのに、下品さを微塵も匂わせない所に、作者の確かな技量を感じます。オススメです。
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  • 淫らな青ちゃんは勉強ができない

    カワハラ恋

    妄想癖のある初な女の子は可愛いけど・・・
    ネタバレ
    2017年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女の子本人は、慎ましく堅実な人生を歩むべく勉学に励もうとしているのに、外堀を埋められて、半ば強制的に相手役の男の子を意識することとなり、結果、勉強が手に付かなくなり、成績を落としてしまいます。可哀そうです。父親が官能小説家というのも年頃の女の子にとっては恥辱でしょう。しかも、この父親、余計なおせっかいを焼いて(セクハラを働いて)、毎度、娘を困った状況に陥らせます。クズです。女の子はとても可愛いのですが、周りの人間に好感を持てませんでした。
  • おとなのほうかご

    イチヒ

    おとな(?)のショートコメディ
    2017年4月2日
    オムニバス形式のショートコメディ。一話3~4ページで、話に毒気が無いため、サクサク読めます。話は基本的に男女ペアの掛け合いで進行しますが、ラブコメ要素はあまり感じられません。タイトルに反し内容は健全です。サービスシーンもありません。気分転換にチョイ読みするのに丁度良いと思います。
  • 星姫村のないしょ話

    あずまゆき

    男性教諭×女児(ポロリがたくさん!)
    2017年4月2日
    田舎の小学校を舞台に、男性教諭と女児の交流を描いた作品。サービスシーンが豊富で、女子小学生の裸が好きな人にオススメです。特に薄く膨らんだ乳房と乳頭のバランスが秀逸です。おっぱい祭りです。
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  • 赤い糸ください

    さつきしろろ

    まっすぐ全力で甘える女子高生
    2017年4月2日
    主人公は高一の女の子。運命を感じた男の子に、まっすぐ、全力で甘えます。高校生とは思えない小学生のような純真さがいいですね。
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  • まつりごよみ

    曙はる

    市役所職員の可愛い恋愛話
    ネタバレ
    2017年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 爽やかなイケメンと誠実で頑張り屋な女の子の市役所ラブ。初々しく、ニヤけを誘います。1巻完結ですが、職場の同僚から恋愛に発展するまでの過程が丁寧に描かれており、異動を契機にすれ違いはあったものの、最後は結婚という結末で、綺麗にまとまっています。登場人物は皆明るく元気で、職場の活気が伝わってきました。特に係長のキャラが良く、このような上司の元で働いてみたいと思いました。
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  • げんしけん

    木尾士目

    オタクの日常と恋愛事情
    ネタバレ
    2017年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を読んでオタクライフに憧れたことを懐かしく思い返しました。今、30代半ば~40代半ばの人達に、特にオススメします。青春時代を追憶できる秀作です。無印も二代目も恋愛が主軸となって話が進行するため、恋愛模様を楽しめるかどうかが評価の分かれ目かと思います。「ちゃんと告白して失恋しないと次の恋に進めない」というのは、非常に共感できました。
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  • 博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?

    新島秋一

    福岡市民のあるあるネタ満載
    2017年2月21日
    観光ガイドブックや観光地レビューサイトには載っていない、福岡市の生活感あふれるトリビアが豊富で、作者の福岡愛が伝わってきます。作中でも触れられていますが、福岡は一部で修羅の国と呼ばれており治安が悪いと思われがちですが、本当は大変住みやすい街なのです。読めば、きっと福岡に遊びに行きたくなると思います。
  • つまさきおとしと私

    ツナミノユウ

    1話2ページから迸る理解不能な熱量
    ネタバレ
    2017年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料試し読みを読んだ後の感想は「何だこれは」、最終巻まで読了後の感想は「何だったんだこれは」でした。妙に中毒性がありました。靴のつま先を切り落とす妖怪つまさきおとしに対し、中学生の女の子が猛烈なストーキングを行い、精神的に追い詰めていく漫画です。設定を聞いても意味が分かりませんね。1話2ページ完結で、少々ワンパターンに感じる部分があり、終盤に至るまで目立った展開も無いため、読み切るには時間と気力を要しました。万人受けはしにくい作品だと思います。モノローグのセリフ回しに作者のセンスを感じました。別の作品も読んでみたいと思いました。
  • グラゼニ

    森高夕次/アダチケイジ

    プロ野球選手もサラリーマンと変わらない
    2017年2月7日
    プロ野球選手は破格の高給取りで雲の上のような存在だと感じていましたが、この漫画のキャラクターは実に庶民的で、どこにでもいる普通のサラリーマンのような親近感を抱きました。第一線で活躍を続けるためには自分なりの信念や哲学を持ち一所懸命に取り組まなければならないこと、信頼を獲得するためには成功を積み重ねるしかないこと、しかし結果を出しても情勢の変化(漫画ではチーム事情など)により正当な報酬を得られないことは珍しくないことなどは、プロ野球以外の労働の現場でも通ずることだと思います。主人公はかなりの不運に見舞われますが、どんな逆境にもめげず努力を続ける姿に勇気づけられました。
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  • 藤代さん系。

    湯木のじん

    真面目な女の子が頑張る話
    ネタバレ
    2017年2月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 器量はあまり良くないけれど、頼まれたことは断らない、むしろ積極的に引き受ける、真面目な女の子に、なんでもソツなくこなすクラスメートの男の子が、「なんだかほっとけない」と、ちょっかいをかけるうちに、少しずつ惹かれ合っていき、様々なイベントを経て両想いとなり、周りからも応援・祝福され、最後は幸せなキスをしてハッピーエンドです。
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  • 僕はお姫様になれない

    若林稔弥

    勘違い学園ラブコメ
    ネタバレ
    2017年2月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すれ違いや思いこみが交錯し、話がどんどんややこしくなっていき、2巻から面白さが加速します。一番の笑いどころは、友達の裏事情を知ってしまったがために、ややこしい立ち回りを強いられ苦悶する女の子、ですかね。
    双子を登場させた理由は、最後まで分かりませんでした。正直、蛇足だったと思います。ヤンキーも出さなくて良かったと思います。いろんなキャラを出して、わちゃわちゃさせるのが好きな作者さんなのでしょうか。
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  • Lollicon Special

    らする

    タイトル通りの作品ですね
    2017年2月6日
    短編集です。表紙のような見た目の女の子達に、誘惑されたり、おねだりされたい諸兄に、オススメしたい作品です。フルカラーとはいえ、100ページ足らずの漫画にしては、ちょっと割高に感じたため、星4つにしました。
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  • 味噌汁でカンパイ!

    笹乃さい

    平和な中学生男女のラブコメ
    2017年2月6日
    9巻まで読了。毎朝、朝ごはんを作りに来てくれる幼なじみの女子中学生。いいですね!男性目線で申し上げますと、素足が堪らなく魅力的でございます。竹を割ったような性格もいいですね。購入を躊躇っている方は、1巻の序盤を無料試読した後、8巻の表紙を見て下さい。おムネが、明らかに成長しています。健康的な食生活が女の子の発育を促したということですね。味噌汁って凄いですね!
    家族のような触れ合いを通じて、少しずつ距離が近づいていく様子が心地良いです。ドロドロした感じが一切無いので、とても癒されます。秀逸なラブコメですよ。
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  • 上野さんは不器用

    tugeneko

    暴走少女と鈍感男子
    ネタバレ
    2017年2月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女の子が意中の男子に、自分のおしっこを飲ませようとしたり、スカートの中を見せたり、タイツのにおいを嗅がせたり、パンツを食わせたりしていますが、嫌らしい感じはありません。女の子は可愛く、男子との掛け合いは軽妙です。ショートコメディのお手本のような安定感があります。かなりオススメです。