ちぎれる首輪
」のレビュー

ちぎれる首輪

TOTIKO

ネタバレしても「え?」となる怪作

ネタバレ
2020年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 発売からずっと気になっていたこの作品、うーんレビューの少なさもわかる…てなる怪作でした。
わんこ攻が比喩じゃないんですよね。そして女王受は犬を寄せるフェロモンを持っていて犬の訓練所を営む家で幼い頃からえらい目に遭っている。
この父親が鬼 畜すぎて(7頭…)私はほんと無理でした。再読のネックになるレベル。
ハチは犬扱いで家に来たけれども、人間の形してますから人間だと思いますよね受も私も。人間として自分を尊重して守ってくれていると思ってた受が実はそうではなかったとわかった時の絶望もきつい。
最後は犬らしい感情の理解で折り合うんですが、個人的には凄い作者のS気に当てられたな…これは新しいな…と感心しました。
受にシッシってされてるハチ以外は湿っぽいところがまったくなく、漫画は読み易くテンポもよいです。
サンプルで気になっているかたには是非読んでみてほしい、そして感想を知りたいなと思います。
なかなかこういう風に感じさせる作品もないです。でも受がよその男ともどうこうとか獣○とか注意書きが必要な人には向かないかもしれない。

おすすめの語句が思いつきませんが強いて言うならこれを世に出したリブレさんに☆10かな。やっぱり出版してくれないと私のような裾野読者には届きませんので。
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