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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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ファンでよかった続編 歓喜しかない2024年10月6日線の色気、スタイル、漫画のうまさ、褒めるところしかない作家ですが、シリーズ3作3カップルの続編ということで表紙さながらにポップで穏やかな1冊にまとまっていると思います。つか全編サービス、接待されてる感があって先生ありがとう! ボルゾイの女でいて良かった!! て歓喜です。
今後の活躍も楽しみにしています。いいね
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ベテランの旨味にあふれた完成度2024年10月6日少女漫画のライバルは3次元(アイドル)なので、戦場をサヴァイヴしてきた作家のボーイズラブはキャラ立ちも距離感もバキバキの極上品でしょうね………て読みましたが、本当に漫画を知ってるひとの旨味がそこここに見えて読後即読み返したし続き単話ないんすかて検索しましたわね(ない)。
キャラクターの背景を引き出していくのが上手いから、受けのノンケが攻めにハマってゆくところも納得しかない。
そっち描写がとても上品なのにそこ描くか! というカット割できっちりえろい。
読み易さといいかわいい(絵柄だけじゃなく人間性ね)キャラクターといい感心感服しかない1冊です。 -
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え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか!? 彼の素敵なところが分かるのは私だけのようです!
魅力的な女主人公カテゴリの名作2024年5月24日小説は他所のアプリが最強なのですっかりシーモアさんではご無沙汰でしたが、先行配信かつ特典があるなら当然即購入です。
私は作者のファンで、それは講談のようにキレの良い女主人公の一人称が妙にクセになるからです。この物語の主人公ルクシーダもイキがよく情の深い性格でよわよわ伯爵家の四女から公妃へと渡ってゆきます。ぽっちゃり公爵も早くからルクシーダの魅力に気づいていたのも良かったですね。
ふたりの交流、高位貴族らしくあまあまキュンキュンを追い越して国の一大事で進展するのも異世界恋愛の醍醐味というか。戦地でも社交でもお互いのためなら頑張れる、そしてそれをお互いが口にせずともわかっているなんてとてもステキですよ……。
(とはいいますがエルイードのルクシーダ大好きの天然ど直球アピールは何回読んでもいいです)
さらりと読めるサイズですが、軽快なテンポと地に足のついた人物描写で望外の満足がありますよ。おすすめです。 -
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スピンオフで会いましょう【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
令和の芸能BLの進化を読み取れる2024年2月10日妬み僻みそねみつらみハラミが何ひとつない、いい子といいひとしか出てこない芸能BLは完全に令和フィクション、ほんと彼らの語彙に感心しました。モブに至るまで万人が褒めていくスタイル。
今作は三次元の推しのいる人に優しい世界だな〜と思いましたし、とても読み手ファースト、癒されて欲しいな〜という作家の気概を感じました。上巻でひとまずまとまるのもあまりない構成で肉欲が苦手なひとへも親切。
上下巻で新進俳優とアイドルの恋を過不足なくじっくり楽しみました。
それだけにこの著者の絵に対する適当さがより気になる。ベテランといっていいキャリアなのに服や小物のぞんざいさが目に優しくなく、芸能ジャンルなりの画の説得力は欲しいな〜と寂しくなりました。 -
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悪役のいない令和の芸能漫画2023年5月5日コウキ。先生の持ち味はまさにこれこそがBLという過剰さにありますが現代ではこの過剰さがエモと変換され受容されてるな〜ときてこの漫画、夢のリアリティーショーともいえる舞台設定に加えて読者にも萌えを与えるだけでなくこの漫画の存在がアイドル、偶像、明日への活力になっていて驚きの完成度です。早口ですみません。
先生のキレのある嫌味や薄暗さを封印したこの作品、キャリアのなかでもエポックだと思いますし戦場を見極めたというかそういうところも(勝手に)伺えていいな〜と感心しきりです。なので続編は同じ時間軸でまったくの別グループや別事務所の話を竹でやるといいと思う。 -
79話で最終回/単行本は11月上旬発売2023年4月27日著者SNSによると紙版とても部数が少ないとのことで、お求めのかたは気をつけて。通販しましたがペーパーが付いていました。
電子も同日配信されてましたが電子のおまけがやばい。没ネタと裏話が9ページ! 単話配信で読んでいた方も一読の価値があります。が、これで本当にお別れなんだなあと改めて惜しまれます。(11/29追記)
本誌に最終回が掲載されてしばらく経ちましたが最終巻はいつ出るの??? と思っていたら単話が出ていたので即買いました。チナーーーーーーぁチナちゃーーーーーーん大好きだよーーーーーーー!!!!!!!
ポップなラブストーリーがだんだんと主人公の成長とサクセス、濃いサブキャラクターたちを加えて大きなうねりを持ってゆく長編漫画の醍醐味をとくと味わえます。何度繰り返し読んだだろうな。
歳だから完全にイズミ視点で読んでしまうのですが、チナちゃんのように若く才能のあるやんちゃな女子にデロデロになる手前で突っ張ってたあたりの描写が凄く好きだった。節度であり矜持というか、でもデロデロになるんだけどね。
後半の描き込み、構図のキレは感嘆してしまう。
お別れは寂しいけれど、この世界の幸福を祈らずにいられない、大きい愛に触れられる漫画です。 -
ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です【分冊版】(コミック)
めちゃくちゃ作画が良い2023年4月22日オオトリ先生は漫画もさることながらキャラクターデザインのひとなのかな? というくらい老若男女のキャラの立たせ方が際立っていて、すごく目に気持ち良い漫画を描かれる作家なので僭越ながら原作ファンのかたにはおめでとうございますと祝辞を述べたい気持ちです。(オタクらしいどこから??? というきもちわるい目線で本当にすみません)
3話まで一気に読めるのも嬉しかった。物語じたいは3話でやっと猫になるので起承転結の起というかこのあとすぐ原作読みに行ってkくらいかな……。
しかし何より読み応えのある原作×達者な漫画家のタッグに毎月の楽しみが増えました。 -
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看板に偽りなしのワンダーラブラブ!!!!2022年5月24日漫画家どうしのカースト恋愛(に見せかけた推しと信者…)も堂々の3冊目です。せめの雷蔵先生の度を越したスパダリぶりももちろんですが、なにしろTOSせんせいの人間らしさにほのぼのさせられる得難い個性のBL漫画、いつまでも彼らの生活を眺めていたい……次はTOSせんせいの作品のドラマ化でまさかの大ブレイク編でどうですか……。
お姉ちゃんがSさんはTOSせんせいだよ〜って知った反応が見たかった(削ったんでしょうね彼氏を見るに)。ほんとこの世界への興味が尽きない……どこかの特典であるのかな?→リンクス7月号に特別編が掲載されています!! 先生、最高ォゥ!!!!!!
またこの号にラブラブ発売当時のインタビュー、4コマがあり本当に買って嬉しい1冊でした。併せておすすめします。 -
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個性が際立つアンソロジー2022年4月29日読みたい作家と単価を勘案して2と3を購入しました。作家が描きたいものをということでどの作品も筆が乗っているというか作家の良いところがさらに生き生きとしていてとても満足できました。
蛇足ですがどれもちゃんとまとまっていて、引きはありません。(フィカスさんところのいやきちじゃないよ!)
百瀬あん先生のカップルの会話の密度やrasu先生の情感、汐にがり先生のほのぼのとした明るさは本当に癒されます。
三月えみ、野田のんだ各先生は漫画のうまさがキレにキレていてときめきさえ覚えました。
特典、3は鳥田ちず、rasu、海野えび各先生の後書き漫画でした。1も後半の3名様なのかな?
多分1も買ってしまうと思う、作家の個性が際立つすてきなアンソロジーでした。 -
抜群のクオリティで描くほんとうにいい人2022年4月26日表紙が気負いすぎていて本当にこれでいいのか? と発売前から気になっていた作品(子持ち要素が帯にしかないの、好き嫌い激しいのになーとも)ですが、クオリティで黙らせるほうの漫画でした。ご馳走様でした!
内省的になりがちでせめにずばり卑屈といわれちゃう主人公の人間性の作り込みがものすごく良くて、この主人公を追うだけでかなり満足できました。
漫画家として伸び悩み筆を折った主人公が小説家として大成した後輩と再会、絆され流されしつつ……というラブともう一度筆を取るまでの再起が物語の骨子ですが、この主人公、どんなにしんどいときも決してアシスタントや編集、またせめの子供たちにあたったりしないのに攻めの熊にはちゃんとボロボロこぼすんですよ……めちゃくちゃ性格いいやん! もう好きやん! と完全に応援する気概で読み進みました。
再起のきっかけになる元アシスタントとのエピソードも最高でした。
できるならばふたりでヒットとばすところも読みたいな。作風的にツイッターでバズってというタイプでなさそうなのでまさかの今創作同人でコミティアあるわ。
いつまでも仲良く暮らしてほしいし、元嫁とも仲良くしてほしい。枠外の幸福を願ってしまう作品でした。 -
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冴えた画と構成で読ませる上下巻2022年4月3日面白くてすぐ次2周目を読みコミコミスタジオの小冊子付きを発注しました。受けもせめもかわいくてもっと読みたくて。。。
お仕事BLは恋とサクセスと成長を描いてくれないと物足りない、しかし上下巻が一気に解決! ノンストレスで銀座のテーラーを見守れます。
またこのお話、サクセス→成長→ラブと展開するのですがベースにふたりの出会いの謎を敷いてぐいぐい読者を引っ張っていってくれます。
出会いがトリガーになり二人三脚で苦境を乗り越え(銀行に担保取られるの最高だった。このモノローグがあるのとないのとで全然違うと思う)てゆくの、それみんな好きなやつ〜とうきうき読み進みますが、おたがいに消せない後悔を持ち、その痛みがさらに顔を上げ前に進ませてゆく姿は感動的でさえあります。
上下巻のボリュームにふさわしいBL屈指のドラマになっていると思います。 -
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ただ焼いてるだけの漫画というレビューを見2022年3月26日疲れた私はむしろ上等やんけ! と手を出しました。
すごく面白くて3回転し講談社のアプリで今週までの単話まで読みました……。いやきちレビューサンキュー!
登場人物に嫌なひとがおらず、マッチングアプリで0日婚カップルが相手に対してネガティブな反応をしないのでえ? すげーな! と驚きとともにほのぼのと読み進んでしまうんですね。
またキャラクターのフワフワ具合に反して出てくるマテリアルはすべて実名なのでいまどき新鮮でした。
アウトドアめし映え固めのはずなのにSNS要素ないのはモーニング読者のリアリティなんかな? 無駄に欲張らないのもミニマムで読み易さにつながっていると思う。
他人同士のややこしさはひとまず棚に置いた、おたがいのこと大好き夫婦のかわいい漫画です。疲れてるひとにおすすめ! -
中の人とガワのひと2022年3月21日配信者ものは問答無用で読みますがこちらも続きを楽しみにしています。
V界隈まったく知らないのですが、ガワの人と中の人ならもうすでにふうふも同然なのでは……? と思いながら読んでいます。いいね
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甘酸っぱいというか甘辛まである2022年2月27日元カレ(…というのでもない)水尾の存在がこのフワフワファンタジー恋愛の世界を描線に沿った硬さに相応しくさせていて、前作以上に著者の個性を感じさせる興味深い一冊でした。
主人公とのきっかけから終わりまで終始水尾がほんまおる、こういう男おるわ〜〜〜〜〜と輝いていて、割と受けのダメさは気にならなかったな……というのもたまには童貞処女が一目惚れで恋に落ちハッピーエンド以外のものも読みたいというか、思春期のときめきに抗えなくてもがいちゃう感じは悪くないと思う。老人なので。
攻めは決めるとこ決めるタイプでいちばんここが遊びがなかったかな。
次作への期待値がますます上がる注目の著者です。 -
表紙を裏切るほのぼのおめがばーす2022年2月27日な、なんでこの表紙なんじゃ〜〜〜〜〜〜〜! と悪い意味で引く、平仮名で書いた方がいいほのぼの「おめがばーす」です。あのねソファは白で背景はピンク、周りに二頭身の組員…いや社員がサンリオ並みにキャッキャしてるくらいで正解ですよ。座敷牢は出てきません!
あえて著者の芸を知らない方を釣るためでしょうか。なら正解ですけど!!!!(わたしです)
出てくるキャラクターがみんな可愛らしくて、溺愛ラブコメのお手本のような一冊です。終始ニコニコと楽しめました。
勢いでほかの作品も掘っていますがどれもかわいいですねー! カチCOMI方面は最後に行きますね……。 -
推しのマネージャーになったらなぜかその息子に迫られてます【コミックシーモア限定特典付き】
ロックスターの受難のそれから2022年2月27日人間関係の入り組み方の緩急に読み応えがある、親子二代モテてモテてモテすぎて困る魔性のメンズにまつわるシリアスなお話です。
主人公の受け視点で話が進むのでクスッとさせるところもあり基本コメディ調で読めるのですが、攻めの父要さんサイドがどうにもアレで何で、またコンプライアンス何それの時代だってわかるから相当な苦労を強いられていたと思う……。
水嶋親子の魔性以上に才能を信じて支えるふたりのマネージャーの存在が合わせ鏡でいい味を出しているし、意外な縁が重いネックになるのも納得できる。
単話完走した身には要さんメインの書き下ろしが嬉しかった。これ物語上とても重要な幸福な補足です。
タイトルに引っかかった方はツン押し攻めの年下らしい迫りかたで満足できると思いますが、それ以上にドラマチックなお話でオススメです。 -
溺れる淫情 ‐孤高なセレブの執愛‐【特典付き】【イラスト入り】
ロマンスのスタンダードを2022年2月19日限りなくゴージャスにアレンジメントした快作で頭の中はずっと角松敏生とか山本達彦がキラキラしていました……計算され尽くしたプロの手管です。
私カシコの人が恋愛であほになるのがいちばん好きなシチュエーションなのですがこれにしごできとかかねもちとか盛られるとプライドを守る鎧はなんぼあってもいいですからねと鼻息が荒くなります。
今作の攻め柏木君はザ・持てる者、持たされすぎて周囲の居心地を悪くさせ排除までされてしまいもうなんも要りませんてとこまで流れてしまう。
モラトリアムどころか完全にリタイア気取りの27歳がやくざの情婦に手を出し追われているところの受けにロックオンされさあ大変、という導入。
お互いが本当にお互いをよく見ていて、拝島の柏木評、描写には惚れ惚れしてしまう。また著者が余計な感情を乗せず彼らの見たまま、ありのままを描写するので臭みやいやらしさがない。
リゾート地の夜の社交が物語の重要な背景なので女性もいっぱい出てくるのですが、この筆致のお陰でさっぱりと彼女たちを見送れます。
マダムは著者の特観席枠ですね。帯封がいい仕事すんですよこの話…。
ジゴロと厭世家がペットと飼い主になり、友人のような相棒のような、からのハッピーエンディングは読み応えがあります。掌編も2本ありいつまでも物語を去り難くさせてくれます。 -
愛する者は愛される2022年2月17日限りなく地獄に近い日常で私たちに手の届く天国がBLだと云ったのは虫歯先生ですが、この”天国”を体感できる漫画が今作です。you will love me!!!!!!!
表紙の美青年が天然健気童貞処女、一周回って新しいな〜!
かれぴは真面目かつイノベーティブな中堅社員、そして目の前の相手や問題にちゃんと向き合えるホンモノのコミュ強です。いやほんと、これ仕事ができる人の本質的な能力ですよね〜と納得も得心もいきました。
えろはもちろんコミュニケーション重視の特濃がっつり甘らぶ、家族への紹介ももれなくついてます(大好き!!)
寝る前の一冊にほんとおすすめです。 -
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冒頭試し読みでわかる作劇のうまさ2022年1月15日ストレスなくかわいい愛情の循環を読みたい向きにちょうおすすめです。
えろすは確かにほぼない! 細やかに距離を詰めてゆく穏やかなふたりです。端役もキャラが立っていて総ページ数以上の読み応えがありました。
なのでふたりの続きを…もありますが、子役のゆうくんの可愛さに参ったので劇中劇であるゆうくんと蓮の義兄弟もの「ワンウィークファミリー」を撮影裏側込み70ページくらいで読みたいな〜と切に思いました。(多分さつえいがおわったらお初してくれるとおもう。予想)
終盤のお別れから駅前ADの展開最高だった……いい漫画でした。 -
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年下執着攻めの匂いに惹かれて2021年11月11日配信者もの、引いては「おたがいの実態を知らないで知り合う」ものがツボなので初めて見る著者でもあり読みましたが、達者ですね……!
続きを心より楽しみにしています。
(うけせめはまだはっきりとは見えていませんね……タイトルは私の希望的観測です)いいね
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アイドルと局アナカプにまた名作が生まれた2021年11月11日いうて「ここだけの話」と「真面目な君のトロ顔がみたい」(「30歳からのカミングアウト」所収)しか出てきませんが、アイドルと局アナはすごい死角をついたあったらいいなカプですよ……発明といってもいい。
今作で際立っているのがアナウンサーである受けのキャラクターで、自分の好きなもの(アイドル)に対してあまりにもどストレート、正直に生きていて素晴らしいんですよ。少年漫画のヒーローみたいなの。オタクなのに。
アイドルもヤリ チンチャラ男と王道アイドルのペルソナを使い分けるのですが、その理由がなんともかわいいなと思わせる設定の妙があります。
また所属グループも作り込んでいて端々楽しませてくれます。
この作品、設定、エピソードの出し方が巧みでどんどんキャラクターを好きになってしまうんです。アナの同僚もいいんだ。
最近では出色のニューカマーではないでしょうか。おすすめです。 -
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お花畑探偵事務所2021年8月13日チョロかわいいお坊ちゃん探偵とネグレクトを自力でサヴァイブしてきた助手が絶妙な適性を分け合ってイチャイチャと案件に取り組む全6話、今からドラマになってもいいくらい癒し度が天井知らずです。ストーリーテリングと絵柄の合致の凄まじさをとくと味わえる。
描線が一作ごとに洗練されてるのもとてもいい。えろが朝チュンでも物足りなさがないのは基本絵に色気があるのでイチャイチャしているシチュエーションの満足度が高いからかな?
いうて事務所で同棲してますからね……別々に寝てますけど……。
このかわいい探偵事務所の暮らしをもう少し眺めていたい。私も熱く続編を希望します。 -
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作家×編集のひとひねりある再会愛2021年7月14日6話まで読了しました
少年誌で出会った編集者と新人作家が外的要因もありうまくいかず決裂したあとBL誌で再会……てこれ最高の設定では?? めちゃくちゃ面白いです!
せめの作家滝川が創作と恋に悩む普通にいい男で、受の七尾も何だおまえ…健気受じゃん……てなるいい子なんですよ。あと漫画が好きだから七尾の気持ちわかる、わかるよ〜! て勝手になった……。
この作家さん人のかわいいところ、いじらしいところを描くのがいつもうまくてカップルへの満足度が高まります。
ヘンタイだけど〜が大好きでさかのぼり、とうとうこの作品で既刊は終点なのですがレビューに作家買いのコメントが多いのも納得でした。続き、次がラストかな? とても楽しみにしています。 -
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タイトルで損? してない??2021年6月11日余興の望まぬ女装姿に一目惚れされた受けとハイスペカムアウト済み攻めの両片想いならぬすれ違い両想いのふたりですが、どちらもとても真面目に恋愛と相手に向き合っていて素敵なんですよ。。。
タイトルのポップさよりもしっとり寄りで、社会性を感じられるいいリーマンものでした。
とはいえ私も女装子さん大好きなので、望まぬ女装も彼氏のためにと勉強し(はじめは女性と思われていると思い込んでいたこともあり)ハマっちゃうところは可愛らしかった!
自分を磨くことで女性の気持ちを理解できたりするの、やべーな〜しかしいい描写だわこのシーンとおもいました! 真澄くんの人間の良さに溢れている。
何度も繰り返し読みたくなる良いロマンスでした。 -
明るいSubと優しくてヘタレ気味のDom2021年5月31日Dom/Subもの、特に好きな作家が手がけるのでなければそこまで手が伸びることもないのですがこちらはSubの彼氏がサッカー選手かつカミングアウトもして地元のクラブで愛されてるキャラだっていうのに惹かれて読みました。すごいとこ突かれたな! て完敗ですよ…。ありがとうございます。
そんな鉄板陽キャのSubの彼氏はジェントル医師のDomで、でも暗黒微笑なところはまったくなくストレートに優しくて言いたいこともぽんぽん言うのでケンカップルてき可愛さもあります。
絵柄も相まって医師とアスリートのパワーカップルの話を楽しんだ気持ちです。こうなるとDom/Subはカップルの性嗜好のスパイスになってしまい、私の楽しみ方はずれている気がしますが…。 -
閉じこめちゃってもいいんだよ?【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
ビッ◯どころか王子、王子だよ!2021年5月30日いつも突き抜けた明るさで楽しませてくれる著者の待望の新刊は監きんもの。
でも表紙の印象どおり痛さはなく、住処のない受けと引きこもりの攻めのギブアンドテイクのような監きんです。
チャランポランの陽キャビッ◯いう触れ込みのカバーのお兄さんですが自分を全肯定する男は相手も全肯定しますので読めば読むほどこの子引きこもりのケンジに現れた王子じゃん……!
アホの子でも無神経でもなく、ケンジ自身を見ている繊細な優しさを絶妙に挟んでくるのほんと王子ですよ……ケンジの引きこもり加減がなかなかに深刻ですがお互いに足りないものと過剰なものを補い合い気持ちのいいふたりです。
著者らしい脇の遊びがあまりなく、(でもデリバリーの店長とか相変わらず笑わせます)丁寧に描き込まれた画面に今作に込められた気持ちを感じさせます。
弟もシアワセになって欲しいな〜! -
魔法とは2021年5月15日恋愛漫画ばっかり読んでるので魔法という言葉は比喩として馴染みがあるのですが、こちらは本当の魔法使いというやつで……思ったよりも読み難かった!
多分お話お話のルールがあり、根底のお約束なんかもあるのかな? なんか「魔法」そのものが曖昧でなんでもあり兵器みたいなのに実演? 実行? している描写が少ないので何がどうなっているのかわからない部分があった。
絵や映像でないものが読みたかったなと少し思いました。
大きい読みどころは主人公の恋愛なので(ほんとすみませんね)そちらにはとても満足しています。いいね
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ナチュラル人たらしノンケの姫つおい2021年5月12日ファッション誌から声優誌の編集長に配属された主人公が高校の同窓だったイケメン声優に再会、愛される話かなーと発売前予告で単純に思っていましたが読んでびっくりの面白さでした。
この主人公、人生の表街道を大手振って歩いてきておりその間にどれだけ気を持たせてきた……? という天使ちゃんぶりですがそれゆえの相手からの好意も「単なる思い出補正でしょ」とバッサリ。
天然ノンケ砲で振り回すのかなと思いきや相手の良さはあっさり認める素直さでほんとほんまもんの陽キャなんですね。
この主人公に表紙のイケメン声優と実直系年下同僚(もちろん男性)が絡んでゆくテンポの良いよく練られたラブコメになっています。作画も隙なくきれいで、続きが楽しみです。
当初一般誌だからキスまでと制限があったようなのですが解禁になったとあとがきにあり、主人公絶対快楽に弱いエロい子でしょ……と薄笑いで読んでいた私期待しかありません。 -
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後輩→先輩の「策略的に距離感ゼロ」2020年11月5日enigmaに連載していた「策略的に距離感0」です〜〜〜やった〜〜〜〜〜!
深刻に病弱だったせめがころっと恋に落ちたのはフレンドリー頂点のかわいい先輩(体格差もえあり)。
心臓の疾患のため我慢と諦めの日々だった笹山くんが躊躇いながら初めての気持ちに踏み込んでいく(時に戻る)さまは親の気持ちになって読んでしまいます。妹さんとの関係の齟齬からの理解も湿っぽくならずとてもいい!
先輩もかわいいキャラなのにこの著者特有の自由人気質があってえろい。この先輩の対応で恋の行方があさってに向くのですがこの件明確な解答がなかった…? のが少し気になりましたけど純粋に私が読み落としてる可能性ある。
他人同士が少しずつおたがいの方を向いてゆくの、何万冊読んでも飽きませんがこのふたりの不器用さもほんと愛せますよ!
次作も心より楽しみに待っています。 -
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こっちが「1巻」なのかーと2020年10月26日コミックパーティワンダーラブ、かわいいし可笑しいしでかなり好きですがこちらの方が1巻表記がある、先を見込まれている……そうなのか……と少し構えて読みましたがふつうに面白かったですすみません!
あと前作の2人がかなりいい感じに仲を深めているのがわかってとても嬉しい……!
続巻楽しみに待っていますいいね
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映画愛に痺れるシリーズ2020年7月5日どちらも学生さんだけど部活動である映画を通じての関わりなので惚れた腫れたにももうひとつ筋が通ってふたりの恋だけでなく仲間たちとの関係も描いて最高の青春ドラマになっています。
ひとつひとつのエピソードが無駄なく輝いていて200ページが短く感じます。市川が菊地原くんにイライラとする理由がもうぎゅんぎゅんきて倒れそうになりましたよ……!
スピンオフですが真央は出てきますがカップルとしてどうこうという場面はありません。(でも続編が同時発売でノーストレスです。素晴らしい)
しかし市川の撮る繊細な感性の映画を知っていたら読まずにはおれない恋の話だと思います。 -
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人間を詳らかにする芸2020年6月26日芸能もの、特にアイドルものが好きなのとお、この作家さんが? という意外性が気になっていました。
キラキラ王子系アイドルと編集者(インタビュアーを強調されると吉田豪…? てなってしまう)のお互いの二面性を肯定しあう話です。
どちらかというとアイドルという要素は二面性を振る役割に見えたので主軸は二面性の受容とか肯定とか、いつもの人間を描く芸になってるなと思います。のでもうちょっとアイドルとしての成長の話も読みたかった気がする。
独特の言葉を綴る感性と漫画のうまさがはじめからある作家だと思うので、もっともっと上手くなってゆくところが見たいなと思っています。 -
ピンク・ワーク・トラブル【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
めちゃくちゃ面白い2020年6月22日兄弟分の借金を返すためさまざまな風俗店へ派遣される主人公とその主人公を気に入りなにかと気にかけて店に通い構いつけるナンバーワンホストのカップルです。
もう…設定だけで面白い!!!!!
いく先々でタイトルどおりの可愛いものからキッツイのまでトラブルを起こし続けるのですが、基本コメディなのでしんどさはありません。
またこの派遣業者のヒゲ、ヒゲがいいキャラで……ほんとオイシイなこの設定!! てアホになって笑いましたw
主人公もですが嫌味のないいい子、いい人を描いて笑わせてくれるので繰り返し読んでしまいます。
カップルもその後の生活まで描いてくれてるので単行本としての満足感も高いです。ちょっと癖のある絵柄だよなーと思っていましたが、読んでこの評価は納得しかないです。
もし迷ってレビューを覗いている方にはぜひに! とお勧めします。 -
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拗らせてない『美しい彼』2020年5月16日毎日のようにカツアゲされてるオタクの三木田くん、実はそのグループにいる駒沢くんが好き。好きが高じて作った駒沢くんをモデルに作ったエロ同人誌(壁サーw)の売上げでカツアゲを口実に「課金」しているのですが…とくると好みの分かれるディスコミュニケーション恋愛かな? と思いますがひとたびスイッチが入るとガチSの三木田くんとS三木田にうっかりハマっちゃったM駒沢くんのテンポの良いやりとりでかわいいラブコメに仕上がっています。
三木田くんが好き過ぎてすぐエロに直結する自分を「去勢した方が」て震えていれば駒沢くんは自分がモデルの同人誌を行列の人、人が全員読んでるとかエッロ…て興奮してますから最高の破れ鍋に綴蓋です。
お前本当に俺のこと好きだよな、に大好きですぅと素直に返す三木田くんはなかなかいい彼氏だと思います。
ただ両想い…なのかな??? というところで締められているので、これ続編ありますよね???? ね???? というところが期待を越えて心配なレベルです。
この2人のかわいいやり取りをもっと読みたい。描き下ろしは三木田くんの新刊かというエロです。すばらしいです。 -