このレビューはネタバレを含みます▼
マンガから読み結末が気になってこちらも購入しました。
BL小説は初めて読みましたが場面の表現、心理描写が細やかでどんどん読み進められました。
マンガから入った事もあり絵步先生の絵でそれぞれのキャラクターが話し動く様子が脳内で繰り広げられる程に想像力を掻き立てられる文章でした。
愛、裏切り、欲望、葛藤が詰め込まれた壮大なストーリーに加え、健気な緑の王セージにうるっとし、普段冷酷なのになんだかんだピンチを救ってくれる青の王にキュンとし…他個性豊かなキャラクターの面々がより一層物語を引き立てています。
本編がとても面白かったので外伝も購入しましたがこちらも読んで良かった!
文武両道で完璧に見えたシアンも恋愛に関してはダメダメ過ぎるのがまどろっこしく面白かったです。
本編以上に気を揉んだかもしれません笑。
ウィロウはとにかく人柄が良い。カワイイしかっこいい。シアンに対して憧れから恋に変化していく様子を見れて良かったです。
で、最後はシアンどうなったの?!色々フラグが立っててちょっとモヤっとしました。
イチャイチャしてハッピーエンドが良かったけどメリーバッドエンドを匂わせる終わらせ方でした。
全体的にとても好きなストーリーでしたが外伝の不穏な終わり方がスッキリしなかったのと本編でルリが出産したという話は欲しくなかったな…と思い評価としては☆4.5です。
(青の王にはとことんセージに一途であって欲しかったな)