このレビューはネタバレを含みます▼
前作から大好きな作家さん。
世界観が壮大になり、
それでいて昔の童話や神話を読んでいるような気もしてきたり、
それでも男女の心理描写の細やかさも切なさも変わらず健在で、なんかお得だなーといつも読んでいてお腹が満たされる。
いろんな国がでてくるけど、
今のところ中世風、北欧風、などなど国ごとに民の衣装や建築物も変わるみたいで、オシャレ…
私としてはそんなとこもすっごく楽しい。
風景や身に付ける甲冑や鳥の羽根にいたるまで細かく丹念に描かれていてホントに美しい…4巻の生き物の国はアステカやマヤみたいな感じの国。
今までで一番好きだー
これから出てくる国も楽しみ。
この作家さんは動きが止まって見える
独特な絵なのだけど、
(たぶん人物も背景も同じ筆圧と太さで
同じ速度で丹念に描いているからでは…
いやそれがすごく好きなんだけど)
そこが今回の作品にはすごく魅力になっていて、
絵巻とかタペストリーをみてるような感じになる。
かといえばアクションも結構あり、男の人を描くのが上手いこの作者さんらしく(骨張った手とか、脚とかすごく好き)、見応えある。
最後まで行ったらすごい作品になりそうで、期待してる。
やっぱり紙媒体でも買おうかな。