白線の向こう側
」のレビュー

白線の向こう側

朽田硝子

毎日を大切に生きたくなる

2020年5月31日
2作品入っています。ほのかな恋ですが両作品とも心に響きました。表題作も好きですが、もう一つのお話のほうがもっと好き。
2作品とも生きるのが下手な人たちが出てきます。それぞれいろいろな不安を抱えて一生懸命生きている。2作品とも可愛いほうの子のほうが大きな不安を抱えているようです。
特に2作目で古本屋の店主がそれを心配しつつ少し離れたところで見守っているのがいい。お父さんお母さんの気持ちにも気づけてよかった。蔵波くんに新しい目標ができたから、また会えてその先の話ができる日が早く来るといいね。蔵波くんが食いしん坊でもぐもぐ食べているところに萌えました。
作者様のほかの作品や続きも読みたいのですが、最近は活動されていないのかな?またぜひ読めるといいな〜。
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