二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
」のレビュー

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー

高瀬志帆

現実とファンタジーの狭間

2020年6月6日
中学受験の世界を知っている人にはある程度常識となっているエピソードは多い。商業主義の最たるものである中学受験では、成功物語ばかりがクローズアップされ、その何倍もの失敗は語られることがなく、誰もが「もしかしたら」というファンタジーに踊る。このマンガでは、そうした現実を描きつつも、一握りの大逆転(まだ途中だから結果は分からない)の道のりも描く。現実はそう簡単ではないと思いつつ、ついマンガの中の受験生を応援してしまう自分がいる。
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