プロトタイプ

ネタバレ

2020年6月14日

このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて購入したBL作品、懐かしい。素晴らしく萌えるし刺さる。表題作は2巻の当て馬林太郎の話はなくてもよかったかな。1巻の3話だけでかなり満足できる。受けのサトシさんは、だかいちの高人さんを弱気にさせたあざとさが感じられるキャラ。攻めの泉くんはだかいちのチュン太を直情的にさせた大学生という感じで、だかいちのプロトタイプという感じ。だかいちは洗練されているが、この作品は勢いのある荒削りなところが魅力。仲直りのシーンは尊い、の一言しかない。ふたりの表情から目が離せなかったし、泉くんの、そのつもりです。この一言に膝から崩れ落ちそうになった。2作目の王子サマのお話は、デザート的な感じで、王子サマがかわいい。そして、3作目の、君に捧ぐサディスティック。実はこの作品が一番好き。マネージャーと俳優のお話だけど、どう見てもSなのに実はMの俳優キョーヤくんのためにSで奉仕するうちに、仕事の線引きがわからなくなるマネージャーの、ゆーじさんのS味が至高。こちらは1巻に1話、2巻に2話の計3話だけど、刺さりまくりで辛くなってくる。ゆーじさんがマネージャーに徹することで終わるのが余韻があってよかった。いつかはこのふたりもきちんと結ばれるといいな。4.6

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ネネさん

(女性/40代) 総レビュー数：80件

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