このレビューはネタバレを含みます▼
高知英利(24歳家具職人)×遠召結生(26歳古書店店番)
何かから逃げてる男・高知と、誰かを待ち続ける男・遠召。遠召は事情を抱えているのを承知で高知を居候させる。ぽっかりと空いた心の穴を埋めるように入り込んでくる高知。2人の関係の変化とともに、誰にも語らなかった秘密が明らかになっていく…。
遠召視点と高知視点が交互に入れ替わりながら話が進みます。遠召の秘密がかなり重くてしんどい。だからこそ、その後の2人が色々と切ないけど幸せで…。
最後の遠召視点の話がすごく好きです!そして、ラストがすごく良かった!途中のしんどさがあるからこそ、このラストの温かな優しさが沁みます。、
凪良先生のこういうヒリつくくらいのシリアスな話が好きです!!凪良先生風に言うと黒成分多めのシリアス(笑)
一筋縄ではいかない人生の厳しさを教えてくれつつ、どこかに優しさを感じます。、