春を抱いていた ALIVE
」のレビュー

春を抱いていた ALIVE

新田祐克

ハッピーエンド以外の言葉はない

2020年6月28日
元々のタイトルの由来は、娼婦(春)を抱いている2人がそこから抜け出し俳優になったから「抱いていた」という過去形になったそうですが、本編ラストページを読むとダブルミーニングの意味合いもあったのですね。
最終巻は中盤以降涙が止まりませんでしたが、最後の1ページまでしっかり見届けることが出来てよかった。紛れもなくこの作品は岩城京介と香藤洋二の愛の物語であり人生の物語でした。
ずっとこの先も2人のラブラブっぷりを見ていたかったけど、伏線にあったようにここから先、壁にぶち当たる姿を見たくなかった気もするからコレしかなかったんだと、描き下ろし番外編まで読んで感じました。
ただ叶うのなら2人の息子のような存在でもある洋介が幸せになる姿も見たかったです。

雑誌で番外編が掲載されるらしいのでまた会えるのを楽しみにしています。
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