春を抱いていた ALIVE
」のレビュー

春を抱いていた ALIVE

新田祐克

不朽の名作がここに

ネタバレ
2020年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中から涙が止まりませんでした。終わりまで読んでもう読み返せない、そう思いましたが時間が経つにつれ香藤くんと岩城さんの幸せのつまったこれまでのストーリーはなんて尊いものだったんだろうと1話から読み返し、またラストで号泣。ラストを知ってから読むと伏線に沢山気付き、最初に読んだ印象とはまた違った読み方ができました。過去に「死が二人を別つまで」と海外のチャペルで誓いあっていた事を思い出しましたが良く考えてみると香藤くんと岩城さんは死が二人を別っても、死してなお愛し合っている。もう離れる事はない。だからハッピーエンドなんだ、と自分の中で少し整理ができました。まだまだやっぱり笑いあって歳をとって行く二人を見たかったと言う気持ちは捨てきれませんが今まで酸いも甘いも幾多の困難も乗り越えて来た二人の最期に敬意を表したいと思います。作者様も本当に長きに渡りお疲れ様でした。これからの作品も楽しみにしています。
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