夜を走り抜ける
」のレビュー

夜を走り抜ける

湖水きよ/菅野彰

神作品

ネタバレ
2020年7月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全てが良かった。人間描写が神だと思った。美人で子どものころ性的に搾取されるとどうなるのか‥今まで色々表現を見てきたが、このキャラが一番しっくりきた。BLというより人間対人間の様々な関係を描いている(時には人間対モノ?)。
受けはトラウマを抱えつつ生きようとしていて、攻めと喧嘩しながらも求め続けていて、その姿が健気で勇気があってかわいい。
美人に欲情した攻めが強引に‥みたいな事にならないの!お互いがお互いを尊重していて、最後にその思いがぶつかるところは本当に感動的でした。
サブキャラ何人も出てくるのに、それぞれに性格や背景がしっかりあって、モブがいない!
会話が詩的。絵が美しい。
語彙力ゼロになる神作品でした。
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