春を抱いていた ALIVE
」のレビュー

春を抱いていた ALIVE

新田祐克

引き込まれます

ネタバレ
2020年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無印の一巻の絵は好みではなかったんですが、話に惹き込まれました…!
無印からALIVE、全20冊、セットで買ってしまいました。
ほんとに、名作です。

ALIVEの最終巻については言葉に出来ないほどの思いが溢れてしまいました。
一回目は、夢オチだよね??と思い何度もページを行ったり来たりしてしまいました。
読まなきゃ良かった、なんて思いも過りました。
読み切って、これはALIVEの最終巻はもう読めない、とも思ったんですが、新田先生のコメント見て考え直しました。2日おいて、もう一度読みました。なんとか、浮上出来ました。

BLでこの展開は珍しいですが、現実の夫婦と思うと……大変なリアリティがあるなとも思います。残される可能性は誰にでもある。それでも一生たった一人を愛し続ける。本当に完成した愛でした。
もう、自分の中では、この二人は実在の人物に感じられます。だからこそ、ALIVEの最終巻は読まなきゃ良かったと思った。 でも、彼がそれでも歩き続けたように、自分も歩き続けなければと、思えます。いつか、自分が旦那に死に遅れたら、この作品を開きたいです。前に進むために。

新田先生、描ききってくださり、ありがとうございます。
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