とてもいい物語。でも……





2020年7月16日
BLというジャンルでない方がより多くの人に読んでもらえるのではと正直思う。
太一と航平の恋愛がさほど進んでいなかったのもBLでなくても良かったのではと思う要因。太一が偏見や壁のない真っ直ぐな子どものような性格であることを表現するためか、色恋に疎く恋愛面での感情の機微に対して鈍感に描かれすぎていて苛々が募るばかりだった。
『リミット』から登場人物がぐっと増え、話に深みや奥行きが出たように見えるけれど、殆どの人が中途半端に登場してさらっと退場の繰り返し。小さなエピソードが散りばめられた分、太一と航平の感情の揺れや戸惑い、怒りといったものが途切れ途切れに感じてしまい、どこに気持ちを乗せて読んだらいいのか迷子になりかけて凄く残念。
それでもこの作品を読んで、無意識でも意識的でも人を差別し区別し見下してしまう環境を無くしたいと強く思う切っ掛けになった。
太一と航平の恋愛がさほど進んでいなかったのもBLでなくても良かったのではと思う要因。太一が偏見や壁のない真っ直ぐな子どものような性格であることを表現するためか、色恋に疎く恋愛面での感情の機微に対して鈍感に描かれすぎていて苛々が募るばかりだった。
『リミット』から登場人物がぐっと増え、話に深みや奥行きが出たように見えるけれど、殆どの人が中途半端に登場してさらっと退場の繰り返し。小さなエピソードが散りばめられた分、太一と航平の感情の揺れや戸惑い、怒りといったものが途切れ途切れに感じてしまい、どこに気持ちを乗せて読んだらいいのか迷子になりかけて凄く残念。
それでもこの作品を読んで、無意識でも意識的でも人を差別し区別し見下してしまう環境を無くしたいと強く思う切っ掛けになった。

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イチゴ水 さん
(女性/50代) 総レビュー数:7件