親愛なるジーンへ
」のレビュー

親愛なるジーンへ

吾妻香夜

2巻がちょっと怖いけど待ち遠しい!

ネタバレ
2020年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 吾妻先生、素晴らしいです。窓辺の光があの部屋に刺す様は穏やかでいて崇高な雰囲気を放っていて、その雰囲気がそのまま本編と重なるようで、ただただ胸がギュッとなります。印象に残ったシーンを挙げたらきりがありませんが、ふたつだけ。ひとつはジーンが映画を見た後に娯楽ひとつとっても教養が必要になるんだということに気づいたとトレヴァーに語るシーン。ジーンは聡い子であり、それがよくわかります。もうひとつは…二人の初セッのときのトレヴァーの雄の顔ですね。余裕がない感じがたまりません。メガネが落ちる瞬間、二人が目線を交わすシーン、素晴らしいとしか言いようがない。ずっとずっと読んでいたいです。ラムスプリンガ同様、読んでいる間、物語の世界に引き込まれ通しです。
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