煙と蜜
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煙と蜜

長蔵ヒロコ

ほのぼの!

2020年7月21日
今の感覚だと少し違和感がありますが、大正時代だとこのような結婚(年齢差とか親の言いなりとか)は、そう珍しくはなかったと思います。姫子は「文治さま」が大好きで、文治も「許嫁殿」を大切に思っている。なんということもなく、穏やかなお話が紡がれます。どこがいいのかと問われると、説明しにくいのですが、斜に構えることなく素直に生きるということの大切さを思います。登場人物にしても、ストーリーにしても、嫌な気持ちになることがない作品です。
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