Real Clothes
」のレビュー

Real Clothes

槇村さとる

百貨店に未来はない。と考えさせる漫画。

ネタバレ
2020年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「プラダを着た悪魔」と「山おんな壁おんな」を足して2で割ったような漫画。
普通の女性が寝具売場から婦人服売場へと異動し、センスを磨き、商品開発を発案し、やがて百貨店の活路を開くというサクセスストーリーです。
問題は、活路が開けたとは思われない事。食のデパ地下が如何に支えても、外国人旅行客爆買いのコスメフロアが一時的な活況を呈しても、百貨店に未来はない。こんな小手先の魔法は効かない。ストーリーに全く説得力がない。
かといって、主人公を転職させることもできない。

昔、槇村さんの描くダンサーのサクセスストーリーが好きでした。その時代を懐かしみつつ☆2つ。
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