このレビューはネタバレを含みます▼
退屈を厭い刺激に飢えた現代社会から求められる過激な物語を創り出して生活費を稼ぐ原作者と絵描きのコンビと動画映像でカネを獲られ狂気に走る登場人物たちには何処か似通った哀愁がある。
狂気の表明であっても世の中に認められているとの実感や承認欲求を満たすことのできる、そんな世界観を持った人々と巻き込まれる人々が繰り広げる人間模様。人物の動きには難があるけど見やすい絵を描く絵描きさん。キャラクター造形は陳腐だけどミステリとして凝った仕掛けで読み応えのある脚本を創り出す原作者さん。DEAD tubeの魅力にハマったり腐れ縁で関わり合いを続ける登場人物たちのイタチごっこが面白い。
グロい表現が苦手な人にはお薦めしないけど、コレも趣向の一つと気にせずに読み進められる人には十分に楽しめる作品。王道にはなれないマイノリティなジャンルだろうけど頑張って研究して趣向を凝らして連載を続けているようには思うけど、段々と尻窄みな気がする。
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