薬屋のひとりごと
」のレビュー

薬屋のひとりごと

日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス)/ねこクラゲ/七緒一綺/しのとうこ

中毒

2020年8月13日
久しぶりにとてつもなく面白い作品に出会ってしまった。毒が好きで恍惚として飲んで「これ毒です」と、言うシーンは広告で知っていたのですが、正直この作品の魅力はそこではないですね。よく練られたストーリーと、魅力的な人間臭い登場人物(そして他者の人間臭さをさらりと受け止め認める、人間臭い人たち)
何があったのか気になって気になってしょうがないからどんどん読み進めてしまい、この作品が最新ですの文字を見たときの絶望。。気になる。
猫猫はただ達観してるだけではなく、もっともっと、死より不安で恐ろしいことを知ってるのでは、と。なにより布石がたくさんありすぎて、、お付きになることになった高貴な方の出自にも、猫猫の"父親"にも、読んでる側に色々なことを想像させる匂わせが多すぎて…やめられないです。はやく次をくれないと…。読むと中毒になります…。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!