ストーリー展開がすごい(結構ネタバレ)

ネタバレ

2020年8月15日

このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭、12月24日に奏が自死を図って病院に運ばれたところから始まり、所長として赴任してきた凍月と従業員の奏が出会ったときに遡ります。凍月が策を弄して奏を手に入れて、奏は絶望から自死して凍月を苦しめようと自分に夢中にさせていきます。お話は奏が自死を図った真相や２人の逃避行へと続きエンディングを迎えます。奏がすごく痛々しく、周りの人間の嫌なところもどっさり出てきて最後までどうなることかと心配になる展開でしたが、ドクズな凍月が奏を貶しめながら次第に愛を知り、奏は復讐を誓いつつ凍月を愛し始め、２人が何もかも無くした末に見つめ合う姿が美しかったです。ただ凍月のそれまでの酷い所業や見向きもしなかった嫁に言った綺麗ということばが残酷でひっかかりました。美しいからというだけで奏に尽くしたわけではないと思うのですが、そういう感じに受け取れてしまって少し残念でした。2018年8月総246ページ修正は白抜き。

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世良さん

(女性/30代) 総レビュー数：197件

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