このレビューはネタバレを含みます▼
2巻発売を機に、既刊の1巻とまとめて購入しました。舞台はアクシティオンという城都を中心に活躍する狩猟部隊・スレイヤーズに属するライカンと呼ばれる人類強化獣種達のお話です。メインは部隊の隊長・光陽と、その右腕・ジェイド。光陽の方が年上です。1巻の始めの方に細かい設定が書かれていますが、正直読みきれませんでした…汗。部隊員の紹介もありますが、メインの光陽、ジェイド、元隊長のディアガと2巻で重要になってくるリカくらいで他はそこまで掘り下げて読まなくても大丈夫だと思います。コミックス版の表記はROMEOで、単話版がDragoStarPlayer ROMEO。コミックスROMEOの1巻に、単話の1〜3巻、コミックス2巻目に単話の4・5話が収録されています。2巻目には本編の他、サイドストーリーとして本編の過去を描いた単話が2話収録されています。同人誌発行は2017年なんですね。電子になるのに時間が掛かるようですが、続きが気になるので、2巻が発売したばかりですがもう既に次巻の発売が待ち遠しいです。
さて本編は壮大なスケールで描かれていますが、美しい絵も相まって迫力満点でした。正直ファンタジーは個人的にそこまで得意ではないのですが、それでも惹き込まれました。設定がとても細かいのでじっくり読めば尚良いのでしょうが、私のようなファンタジー初心者でも楽しめるかと思います。キャラクターの設定上、光陽が他の人とも絡む場面が多々あるんですが、あくまで基になるのは光陽とジェイドの純愛(しかも切ない両片思い!)なので、寝取られとかが苦手な私もそこまで意識せず読めました。1巻ではジェイドが真実を分かってくれなくてモヤモヤしましたが、2巻で無事に誤解が解けてホッとしました。これからどれくらい続くんだろう…。まだ完結まで先は長そうな予感です。。