窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション
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窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション

水城せとな

濃い……

2020年8月17日
この作品はずっと前から知ってはいました。独特なタイトルだなぁと思いつつ、でも絵がちょっと好みではなく…あまり惹かれることなく素通りしてました。
でも映画化されるという事をネットニュースで告知されているのをみて、「あの作品が…」と目を止めるようになって、シリーズが一冊になっているバージョンがあることがわかり、クーポンも加わって購入を決意。
休み中に一気読みしましたが…とにかく内容が「濃い」くっついたり離れたり、泣いたりわめいたり、迷ったり流されたり…。こんなに粘着質なBLは初めて読みました。たいていはノンケがゲイを好きになるまでけっこうあっさりで、すぐ致すし、ケンカしてもすぐくっつくみたいなストーリーが王道ですが、紆余曲折という言葉がぴったりなストーリーでした。
2人の思いどちらにも感情移入できる、リアルなストーリーですごくよかったです。
ながい年月をかけて書かれたようで、けっこう古いタイプのガラケーだし、書き下ろしの絵が全然違っててびっくりしましたが…今ヶ瀬が幼くなった感じが…。
映画も出来れば見てみたい。
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