Dear,MY GOD
」のレビュー

Dear,MY GOD

朝田ねむい

すっかり朝田先生のファンに

ネタバレ
2020年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の、短髪、且つ何かしら背負っていそうなリブの影のある表情が、どストライクで、初めての作者さんですが購入。結果、好きな作者さんが一人増えました!
あまあまエロエロ要素はありませんが、ストーリーが秀逸で、前編、後編、その後、と合わせて108ページと短いにも関わらず、感情を揺さぶられた、「BL」と簡単に括りきれない良作です。
天涯孤独なリブがまるで赤子の様に無心に神父ロースの愛情を求める姿が不憫で切なくもあり、愛しくもあります。
ロースが立場を超えてからも、リブの将来を思い、己のエゴを捨てるのも尊い。
多くを語らない余韻の残る終わり方も、本作に合っていて良かったです。
ストーリー重視の方、魂の救済及び結び付きといった内容がお好きな方にオススメ。
エロは少ないけど、大満足です。

同時収録の『はなばなし』は、『Dear,…』と異なり不思議で可愛らしいお話し。
その温度差に最初戸惑いましたが、最後の最後まで読めない展開に、あっと言う間にグイグイ引き込まれました。
ちなみにキス止まりです。これから、と言ったところでしょうか(*^^*)
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