窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション
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窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション

水城せとな

愛について考えた

ネタバレ
2020年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリアスなBLあまり好みじゃないんだけど…なんかファンタジーなBLじゃなくてほんとにノンケ、ゲイっていう枠を超えて人を愛するってこういうことなのかなって思った。最初は今ヶ瀬が強引すぎて無理がない?って思ったのと絵柄が古いのでイマイチぴんと来なくて買うまで時間かかったけど本当に読んでよかった。途中からどんどん引き込まれて、泣いた。。今ヶ瀬あんなに自信満々なのに自信がなくて、強引で愛されたがりなのに愛されることに臆病で、めんどくさくて拗らせててどうしようもないやつなのに可愛いし愛おしい。
先輩(名前なんだっけ、おい)のノンケとしての葛藤も胸が痛かった。流されやすくてふわふわしてて、こういう男いるよね~ってかんじだったけど、彼なりに今ヶ瀬を大事にしていることはわかるのにすれ違い…。。再会シーンの冷酷な言葉は自分を抑えるために必死だったんだな。最後漢になってくれてよかった泣いた。古い作品だけど名作と言われるものにはやっぱり理由があるんだな。今後何度も読み返すと思う。しかし映画にこのボリューム全部まとまんのかなぁ~??w
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