涙の音【電子限定描き下ろし付き】
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涙の音【電子限定描き下ろし付き】

ケビン小峰

ようやくよさがわかった

2020年10月2日
人間だれしも程度の差はあれど自分勝手だったり傲慢だったりするもので、フィクションでまでそういうの見たくないという人には向かない。
私も最初は六郎の自分勝手さにイライラして、再読しないフォルダに入れてた。
でも最近いい人しか出てこないBLファンタジーに食傷気味で、フォルダを漁ってこの作品を見つけ再読しこの作品のよさに気づきました。
派手さはないけど、現実味があって、作井さんも美奈さんも過不足なく役割を果たしていて、無駄なエピソードも設定もなく、六郎とルイそれぞれの欠点、後悔、成長にだけ的が絞られたいい作品です。
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