ケビン先生のギャグテイスト大好きです。でも本作はギャグ無しです。そして、ケビン先生の作品で1番好きな作品です。再読して更に好きになりました。
担当さんに好きなものを描いてよいと言われて描かれた作品とのことで、先生の描きたい世界にそのまま触れられるというだけで喜ばしいし、それが自分の好きな作品だから更に嬉しいです。
主人公はやっぱりクズな人。
先生自身が「傲慢・自己チュー・勘違いと三拍子そろった成人男性、鳥飼六郎が大暴れする話」
「荒ぶるストーカーがちょっと成長して落ち着いたストーカーになる話」
と紹介していますが、まさにその通りです(笑)
六郎はそんな感じなのですが、「どうして人は恋する気持ちを抑えられないんだろう」「失った恋を取り戻そうとするのは何故だろう」この言葉にザワっとする方は、読むと切なさでいっぱいになるのでは…と思います。
描きおろしでは、いつものケビン先生テイストが出てきます(笑)
ケビン先生の漫画が読めて幸せです。そして今も描いていて下さるという事実だけで自分も前向きになれます。
ずっとずっと応援しています。