このレビューはネタバレを含みます▼
「吸血鬼」という誰でも一度は聞いたことがあるテーマをSFと絡めつつ、恋愛要素がメインな可愛らしい少女漫画です。恋愛要素もそうですが、家族の絆や血のつながりの有無、家族感での感情のあれこれなど、非常に複雑な感情を美しく描いていらっしゃると思います。主人公たちの恋愛要素を追うだけではなく、他にも色々と伏線が張ってあったり、吸血鬼とは?という謎が徐々に解明されていくため、だれしも楽しめるお話ではないかと思います。途中、悲しい場面があって。すごく泣いてしまいました。
2巻には別の読み切りが1本入っていますが、こちらはファンタジーではないながら、現実には中々ありえない設定のかなり切ない少女漫画です。