このレビューはネタバレを含みます▼
1巻は、「口が悪いけど愛はある(?)ヒーローと、怖いもの知らずの天真爛漫なヒロインのお話」として読めたのですが、2巻の途中から読むのがしんどいレベルになりました。
ヒロインの女の子が、天真爛漫通り越してただの考えなしでしかない。物騒な事件が起きてるから気をつけて行動しなさいと言われている状況で裏道に入ってトラブルに巻き込まれるとか、普段は言いたいことをすぐに口にするのに大事な目撃証言を言い出すタイミングがなくてなかなか言わないとか、もやもやを感じるばかり。
田舎貴族で畑仕事でも何でも自分でやっていた環境とか、プレゼントは自分で働いたお金で用意しないといけない家訓とか、面白そうなポイントはいくつかあるのに活かしきれてなくてとても残念。全てがヒロインの浅い考えに基づく軽い行動で台無しになっている。
今後成長して深みが出てくるのかもしれないけど、義務感だけで何とか2巻まで読みきった身には、この先は手を出す気にはなれません。