結ばる焼け跡
」のレビュー

結ばる焼け跡

雨瀬シオリ

2巻まで読んだ

2020年10月22日
1巻の後書きを読むまでは著者の意図が分からず、第二次世界大戦中の価値観を肯定したい漫画なのかとも思えた。後書きを読み、2巻まで読んで著者が描きたいのは戦争の礼賛でも懐古でもなく、その「渦中を生きた人間」を描きたいんだなと納得した。2巻前半までは、戦時中の価値観を保ったままの伊藤や日和見主義の小代に嫌悪感を抱いたが、その後の展開でその思いも覆された。今後の展開に期待。
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