明治メランコリア
」のレビュー

明治メランコリア

リカチ

更なる試練と愛情と。

2020年11月8日
明治緋色。。。を先に読んで、この作品を読みました。鈴ちゃんが 成長していて 美人さんになっていました。そして、相も変わらず、津軽一筋だし、他の男性共もおばちゃんも健在で、こちらでは、より 一層、キャラクターの切ない体験やその体験がもたらしたキャラの人生などなどに焦点を当てていて、特に、ひなは、性格の悪い津軽の元カノなんだけれど、彼女には彼女なりの悲しい出来事があって、それを乗り越えきれなくて、まぁ、色々とね、嫉妬や妬みは ほんとに怖いなと思いました。特に、その嫉妬や妬みを 津軽が愛でてる鈴ちゃんが 一心に受ける事になったのですから、そりゃぁ、読んでても 辛かったです。最終巻、めちゃくちゃ 上手くまとまっていました。もう少し、欲を言えば、せっかく、鈴ちゃんと津軽の心が一つに繋がったのだし、もうちょい、ラブラブイチャイチャを観たかったけれど、あの時代に 外で チュッとかやってるので、まぁ、それで 良しとします、微笑。鈴ちゃんのお兄さんには幸せになって欲しいけれど、彼の幸せは きっと 鈴ちゃんの近くに居る事なんだろうなぁと心から思いました。きっと 鈴ちゃんの子供達の良いおじちゃんになってるんだろう、と思います。最後の最後のページ、なんか 平和で幸せの象徴のような描写、心にグッときました。
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