いつか恋になるまで【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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いつか恋になるまで【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

倉橋トモ

巴の生き方が少しだけ羨ましい

ネタバレ
2020年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 刊行順に「家族になろうよ」を読んで、この作品読みました。が!このシリーズに関しては、時系列で「いつか恋〜」を先に読む方が良かったかもしれない。。後悔しました。「家族になろうよ」には、過去に何があったかというミステリアスな謎が特にないから。話の中でけっこう明かされてるし。それよりは、このあと将来このふたりがどうなるかと期待して「家族〜」を読む楽しみが増える気がする。先生とのこともそうだし。
中学から高校3年間にかけての幼なじみ3人(男、男、女)のお話。ここまで女の子がガッツリでてくるBLはけっこう珍しいのでは。「家族〜」で重要なパートを占めるので、よい友達もしくは姉?妹?的な存在を主張しないといけないのだろうけど。これは、この女の子を好きになれるかどうかで評価も変わってくるとみた。私は大丈夫でした。少しだけ羨ましかったりするかも。巴の生き方とそれを可能にする環境が。両親も子どもの父親も亡くなって、縛られずに自由に生きてるようで、でも帰ってくる家と子ども預けられる一生の友達もいて。運命は厳しかったりするけど、したいことができて幸せですよね。
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