このレビューはネタバレを含みます▼
『日々も積もれば恋となる』のスピンオフで、天くんの親友の龍二の物語。前作もキュンキュンして可愛い恋でしたが、また違った素敵なラブストーリーです。どちらの作品も、キャラの個人背景がしっかり設定されているので、ストーリーに深みが出て、読み応えがありますね。
チャラそうでドライな龍二×夢を持った努力家レオ。龍二をチャラそうでドライとしましたが、誰より龍二の本当を理解しているのはレオだと思います。中学時代、ケガをしてサッカーが出来ずに悔し涙を流していた事を知るレオ。またいつか夢を取り戻すと思っていたのに…。レオもまた美術が好きで絵を描いていたのに、色覚に問題が出て…お互い夢に向かう中、志半ばで障害に阻まれる辛さを知っている。だからこそわかり合えるし、相手を知れば惹かれ合うのも自然かなぁ…と思います。
龍二の中でどんどんレオが可愛く思えるし、龍二の優しさに触れて意識するレオも可愛い。ただ、レオには素直に前に進めない訳があり…
レオの過去の相手が、最低な言葉を投げつけた。普通じゃないって何？間違いって何？手を出したのお前だろう。あぁ、腹立つ～。
一歩踏み出す事は勇気がいるけど、龍二なら大切にしてくれる。知ってるはずだよね。大丈夫。幸せになれる。
想いが通じ合ってからのイチャラブも、キュンとしました。お幸せに。
余談ですが、冒頭に一瞬だけ出てきた龍二のお兄ちゃん、武市兄ちゃんがどストライクでした。一瞬て(泣)
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