君が僕なんかを愛してくれるはずはないと





2020年11月23日
彼ジャスティンは自分に自信のない人。世の中には居るのだとは思うが、ここまでの男性は珍しいかも。当人達は大真面目に悩んでいるが、笑いを取りに来てる話。
あとがきが面白くて、一煎目の最後の1滴となったような気がする。安心して二煎目を味わいに行こうっと。
大の大人が入り口付近でいつまでもうろうろしてるうぶな話。勇気の無さが、周囲の心配を引き寄せて、思い切り当人だけ空回りの残念な男の物語となる。藍先生の漫画は普段男子が格好いいのに。これ、日本よりマッチョが評価されやすい海外では男性として相当レアだろう。テキサス男イメージとも違うことも考え合わせると、作者の企みか。日本ならニーズあるけれど。女性が男性にちょっと強引に求められたい願望は、そのタイプでは満たせない。
私は辛うじて可愛いな、という印象。一見小憎らしい、頑なで決めつけた態度、ヒロインを放置する不可解も、女性を渡り歩いていないDTさんの潔癖さ故。謎の貞操観念が、却って衝撃的に感激モノ。
むしろ、或意味一途、崇高に男女関係を捉えている証。早い経験が偉いわけでは無いし、男性が女性経験豊富なのが女性にとってはいいと考えていいことなのだろうか、との私の長年の問いの、回答のひとつを見た気がする。
HQのみならず、世の中の恋愛物はモテ男が君臨しているが、男子100人居たとしたってモテるのは何人か考えてみれば、根拠の見えない自信家より、愛すべき謙虚さがある。その一歩が踏み出せないよね、男も女もおんなじ、という所を感じ取れるストーリー。
但し、卑屈なのも考えものなので、難しいかもだが。彼、めんどくさいやつだし。
上司退散の序盤も微笑ましいし、ヒロインが今を受け入れて勤労意欲旺盛なのも爽やか。HQのヒロインの相手がほぼいつも金持ちで、そのハイソアピールに辟易気味もある私には、豪邸別荘地位身分、ドレスで変身、のない本作は、そのままかわいい。自分で働くことを悲壮感など無くやってるのだから、気分がいい。
最後のバーのシーン、ヒロインが歩み寄る格好となるが、彼とヒロイン父の新事実、また、ヒロインの洞察が入り、引き締まった。
好きなんだよね、お互い好きだけどこうなるんだよね、というのが、拗ねた表情も交えて藍先生が大人だけど心根は(いい意味で)子どもの様な恋情を描いてた。そこ悪くない。
アビー編は「子供じゃないのに」。タイラー編は未刊行のようだ。
あとがきが面白くて、一煎目の最後の1滴となったような気がする。安心して二煎目を味わいに行こうっと。
大の大人が入り口付近でいつまでもうろうろしてるうぶな話。勇気の無さが、周囲の心配を引き寄せて、思い切り当人だけ空回りの残念な男の物語となる。藍先生の漫画は普段男子が格好いいのに。これ、日本よりマッチョが評価されやすい海外では男性として相当レアだろう。テキサス男イメージとも違うことも考え合わせると、作者の企みか。日本ならニーズあるけれど。女性が男性にちょっと強引に求められたい願望は、そのタイプでは満たせない。
私は辛うじて可愛いな、という印象。一見小憎らしい、頑なで決めつけた態度、ヒロインを放置する不可解も、女性を渡り歩いていないDTさんの潔癖さ故。謎の貞操観念が、却って衝撃的に感激モノ。
むしろ、或意味一途、崇高に男女関係を捉えている証。早い経験が偉いわけでは無いし、男性が女性経験豊富なのが女性にとってはいいと考えていいことなのだろうか、との私の長年の問いの、回答のひとつを見た気がする。
HQのみならず、世の中の恋愛物はモテ男が君臨しているが、男子100人居たとしたってモテるのは何人か考えてみれば、根拠の見えない自信家より、愛すべき謙虚さがある。その一歩が踏み出せないよね、男も女もおんなじ、という所を感じ取れるストーリー。
但し、卑屈なのも考えものなので、難しいかもだが。彼、めんどくさいやつだし。
上司退散の序盤も微笑ましいし、ヒロインが今を受け入れて勤労意欲旺盛なのも爽やか。HQのヒロインの相手がほぼいつも金持ちで、そのハイソアピールに辟易気味もある私には、豪邸別荘地位身分、ドレスで変身、のない本作は、そのままかわいい。自分で働くことを悲壮感など無くやってるのだから、気分がいい。
最後のバーのシーン、ヒロインが歩み寄る格好となるが、彼とヒロイン父の新事実、また、ヒロインの洞察が入り、引き締まった。
好きなんだよね、お互い好きだけどこうなるんだよね、というのが、拗ねた表情も交えて藍先生が大人だけど心根は(いい意味で)子どもの様な恋情を描いてた。そこ悪くない。
アビー編は「子供じゃないのに」。タイラー編は未刊行のようだ。

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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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名無し さん
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