傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン
」のレビュー

傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン

磯見仁月

史実とフィクションを織り交ぜた作品

2020年11月23日
中世ヨーロッパで女性が女を武器とせずに立身出世するお話です。
近年の同系統作品としては「アルテ」がありますが、あちらより主人公は負けん気が強く、それでいて己の力だけではどうにもならない事もあるのを認める現実を直視する素直さも持ち合わせています。
主人公はマリー・アントワネットの浪費癖の遠因とされている実在の人物で、彼女の視点から史実をフィクションを交えて、フランス革命がどの様に描かれていくか期待しています。
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