きみにあげる。
」のレビュー

きみにあげる。

槇えびし

個性ある作家さん。

2020年11月23日
読みホにて。ほぼ白黒で特徴のある作風です。恋人の裏切りで借金取りから逃げてきた諒一と彼に席をあげた茶屋の店主の蓮のお話。きっちりと心情を追っています。背景にあるもの、心にひっそり隠しているもの、全てを受けとめ答えを出そうとする諒に好感がもてます。最後に蓮が言うタイトルの「きみにあげる」のシーンが好きでした。好みによりますが読み手を選ぶ作品かな、という印象です。
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