ラブラド・レッセンス
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ラブラド・レッセンス

ymz

娘がいたらこの作者さんの作品を勧めます

ネタバレ
2020年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買い。医者と写真家CP。大きな事件なーんにもおこりません!ふたりとも大人なはずなのに、距離の近づき方が、1話の1ページ目からヤッてしまってるエロエチBLに比べて204倍くらい遅いです(204ページの表紙裏おまけで、しかもようやく言及される、だけ。)
本作品、エロ成分ゼロなのに、こんなに魅力的なのは何ででしょうかー。本編はふたりの日常と感情の揺れを丁寧すぎるくらい丁寧に追って、告白するまで。(その告白も、そこに辿り着くまで何コマ使ってるんだーというモダモダ感!) 表紙の雰囲気そのままで、なんならこのお話を水彩画の絵本にしてもいいくらい。
この作者さんの作品、年若いBL初心者に貸し出すのに最適かも。男性が好きなのではなくて、そのひとが男でも女でも構わず人間として好きで、そのひとしかいないという、唯一無二の存在。BLの良い所を優しいタッチで描いてくれています。自分には娘がいませんが、もしいて、年頃になってBL読みたいと言い出したら、ラブラドとハイファイ2冊をそっと手渡しますねー。
ハイファイランデブーに、このCPが登場します。ふたりの後日談、ぜひ読んでください。
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