ダメなキャラが好きになれれば楽しめる作品

ネタバレ

2020年11月28日

このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作全５話＋描き下ろし、に加えて前作「誓って、誤算」の続きのショートストーリーが収録されて合計182ページ。前作が好きだったのでこちらも購入しましたが、こちらは前作ほどはハマらなかったかな。本編のメインとなるのは、シェアアパートに住む亜紀（元タチ）と、旅行先のフィンランドで出会ったミカ。タチだったのに、フィンランド最後の夜にミカに抱かれてしまって…というお話です。多分私がそこまでハマれなかったのは時間の短さかな。旅行中の２週間＋ミカが日本に来てから１ヶ月弱。個人的に、恋愛感情を育むのにこの時間はちょっと短かく、キャラに感情移入できにくかったのかも知れません。あと、あとがきで「全員ダメな感じでキャラを作った」と描かれていたので作者さんの思惑通りなんですが、個人的にキャラにあまり魅力を感じずでした。ダメなキャラが不器用ながらも頑張るところとかに萌えられれば良かったのかな。ちょっとそのあたりが個人的な好みとは違っていたのですが、例えば傍若無人なキャラが不器用にもがきながらも自分の気持ちを受け入れるとか、そういった錯綜的なシチュエーションに萌えられる人にはハマると思います。
あと、同時収録の短編は前作の続きなので、前作未読では正直よく分からないと思います。私は前作が好きだったので、続きが読めて嬉しかったです。
星３つ…と考えましたが、絵と全体の雰囲気はやっぱり好きなのでオマケで★４つにしました。

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MW さん

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