このレビューはネタバレを含みます▼
『青くて苦い』を先に読み、スピンオフだったと知りました。青の方はちょっと胸がヒリヒリ痛くて、切なくてしんどかったけど、赤でタマとミヤが、ラブラブエッチをして幸せそうでホッとしました。逆に読んでて良かったかもしれません。
さて赤の主人公は、ホストで太客にたかり、ヒモ生活を送る有朋。うわぁ、クズの話？と思いましたが、意外になんだか可愛いぞ。ヒモとして住み着いた家の太客ちえ子の心変わりで、追い出された有朋は、相手を確かめようと歯科医の野田の元へ。
がっちりマスクとメガネで顔面ガード。まるでコロナ対策のようだ。(2017年の作品なので、流行ってないのですが…)
人の心理として、隠されたものに対して好奇心がわきます。そこから知りたい、視たい、暴きたい気持ちに駈られたら、もうそれは恋に片足を突っ込んでます。さらには、隠れた顔を知ってしまったら、今度は誰にも見せたくないという独占欲が生まれ、完全に恋に両足突っ込みましたね。早い、完落ち早いよ、有朋～。でもなんだか素直で可愛いね。
一方、マスクの下の秘密を知られた野田はイケメンさん。医師でイケメンならモテモテだろうに、悲しいかな赤面症で人前が苦手。そんな先生が、有朋のリハビリで、少しずつ克服して…うん、先生も可愛い人ですね。心もほぐれて、恋に傾く先生。もぉ～、いい感じに水をさすちえ子。こいつ、余計な事を。イラッ。
有朋の野田への接し方が、ホストの客へのそれみたいで『ホストの仕事』に傷ついた野田。う～ん、切ない…個人的には、有朋には計算なく、野田に好きな気持ちで付き合っていたように思ってましたが…
有朋！こんな時、どう動く？って、神頼みかい(笑)
いや、可愛いけど(笑)必死だね。ふふっ。
今まで、赤面症も克服しようと変わる事が出来たのも、感情を表に爆発させた事も、みんな有朋の影響ですね。十分、心は有朋に落ちていた先生。はぁ、二人とも可愛いわ。良かった、良かった。闇もなく面白かったですね。
ミヤとタマのエッチに遭遇した二人も、こっそり布団の中で。いや、バレてますけど(笑)遠慮して、隠れてるミヤとタマが可愛いです。
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