このレビューはネタバレを含みます▼
「雨ニモマケズ」の主人公みたいなチロリ、虹色村で面倒事を一手に引き受けて貧しくとも清らかな生活を送っています。ARUKU先生の描かれる聖女キャラが大好きですが、今回も素晴らしかったです。チロリと不思議な生き物達との関わりなど、読んでいると浄化されるような感覚で、ずっと読んでいたくなります。BLか?と問われると、まだまだアキラの一方通行でもう少し進展してもらいたかったです。巨人のこともあるし、短編でもいいので続きが読みたいですが、よい未来しか想像がつかないのでこのまま余韻に浸るのもいいのかな。ARUKU先生が絵本や児童文学を手がけられたらすごい作品になるだろうなって思います。BLで読めることに幸せを感じます。2011年3月 総212ページ 修正=見えない構図(全てアキラの幻覚や夢です)。