このレビューはネタバレを含みます▼
前世の記憶がよみがえる転生ものでなく、魂が2つあって、現世の魂(八尋)を意識下に抑えて前世の魂(春仲洋介)が身体を乗っ取ってしまうようなタイプだったので、後半にかけてなかなかスリリングな展開になりました。洋介と三雲は、真っ暗でお互いがどこにいるかも分からない状況(炭坑)の中で最期を迎えてしまったのだと思います。ハッキリ描かれないのはそこら辺はソフトな表現にされたのかページ数が足りなかったのか。若竹昭二さんは登場させてほしかったように思いますが、早寝電灯先生らしく今回も凝った作りで意外性のあるお話でした。前世の記憶とは別のところでも八尋と吉武がお互いに惹かれていくのがとてもよかったです。2017年10月 総195ページ 修正は黒線、白抜き。