一大スペクタクル

芸能界ものにおけるリアルさとファンタジーが合間ってめちゃ面白かったです。ご都合主義ばかりで進まないところが面白くて読んでてハラハラすることの連続でした。それでも現実的な本当に気が滅入るような厭らしいことはなくてそれも良かったです。毎回毎回色んな出来事があってその度に二人で乗り越えていくのですが、言ってしまえば同じ事の繰り返しなのに、読んでて単なる娯楽漫画ではない心に残るものがあります。二人が壁を乗り越える度に自分も同じように壁を乗り越えていくような気持ちでした。最初は感情的な岩城さんが苦手でしたが、岩城さんは感情的というより本当に自分の感情に誠実な人なのだと思いました。大衆に愛されることが必要な芸能界の方は実際のところこの二人みたいに情熱的に愛情深いのかもしれないなぁとか思うほど二人に魅了されました。