ステラリウム
」のレビュー

ステラリウム

青井秋

静謐

2020年12月23日
あとがきで「ふわふわした箱庭の中の御伽噺のような話が作りたいなと考えながら描いた作品」と作者様が書かれているとおりでした。青井先生の作品は「爪先に光路図」を読んだことがありますが、今回も生物化学の領域が絡んだファンタジックで静かなお話でした。BLでファンタジーというとARUKU先生が思い浮かぶのですが、ARUKU先生が動で陽なのに比して青井先生は静で陰みたいな。陰と言っても悪い意味でなく、イメージでいうと月みたいな。BLみは仄かに薫る程度でさみしさに寄りそうような感じです。短編の方は少しBLぽいです。2013年6月 総166ページ エロなし。
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