解ける箱庭
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解ける箱庭

三池ろむこ

読む価値あり

ネタバレ
2020年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ アッパーとアンダーとゆう階級世界が前提のお話です。生まれはアッパーだったものの、両親を事故で亡くしてからアンダーの生活をするようになった章生は、生活を支えてくれていた最愛の兄を7年前に亡くし、男娼として身をたてていました。ある日突然、アッパーのお屋敷に雇われれることになった章生は、広大なお屋敷の庭の手入れだけをしている金髪翠眼の美しい久世の世話係を言いつけられます。なにもわからない章生の戸惑い、引き篭もりだけど、きらきらと純粋な久世、謎めいた久世の兄・総司郎、章生に声をかけてきた微妙に気の毒な栗須、色んな糸が絶妙に繋がって、しっかりと最後まで読ませます。
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