このレビューはネタバレを含みます▼
途中までは、香藤も岩城さんも大好きでこの二人を見るだけで元気になってました。
しかし翔くんの件から……未成年に対する大人達の態度がこれでいいの?となってしまい、2人を応援したい気持ちが薄れてしまいました。
岩城さんのセリフ「私は芸能人として物を考えるあまり より光が強い場所に彼を導く事が最善だと思い込んでいたのかもしれません」
「たとえ恨まれても彼(翔)を安全な場所に導くという考えが私にはなかった!!!」
これがその通りというか、香藤も岩城さんも金子さんも芸能人であれば多少傷つくのは当たり前だと思っているんですよね。
でも私は香藤も岩城さんも、自分が傷つくことに対しては鈍感なんだとしても他人に対しては敏感でいてくれると信じちゃってました。
なのでここで二人を好きな気持ちが離れていってしまい…
私は霧胡さんと村井さんの気持ちのほうがよくわかるので、だんだんと香藤と岩城さんの気持ちがわからなくなって、翔くんの気持ちも描かれないもので、モヤモヤしたまま読み進めていたらこんなラストになって、ただ呆然としてしまいました。
途中まで自分もあんなに好きだった香藤の死に、悲しくも悔しくもならず
え?えーーー……と驚くばかりで…
もっと読み直したら、香藤と岩城さんの気持ちもわかるかもしれない、そしたら香藤の死に涙を流したい…と思いました。
(終わり方自体は全然嫌いじゃないのですが、そこに感情を持っていき損ねたので)