このレビューはネタバレを含みます▼
過去に先生の作品を一冊読んだ事がありました。それは、個人的には全く合いませんでした。だから、まさかその先生の作品を読むとは、夢にも思いませんでした。毛色が違うと全く別物ですね。
幼なじみの両片想いで、こじれにこじれています。特に日和は、モダモダともんもんとしているので、ドンっと背中を押してやりたいほど、もたついています。わかりますけどね、あんなの見たら…
一方の壱琉は、フワフワとフラフラと自由に海外を飛び回り、気が向いたら帰国してくる自由人。端から見たら地に足がついてないように見えますが、自分の夢を叶える為の、揺るがない信念があります。そこは譲れない大切な事。いまいち、何を考えてるのかわかりづらいけど、秘めた思いは見え隠れ…
どちらも、切り出せない気持ちが、十分過ぎるほどわかるし切ない。隠したまま、失わない事を選ぶのか、失わないように思いを吐露するのか…
過去の壱琉の女との情事がネックです。ここは見ていて気持ちのいいものじゃない。ヤった理由がクズだからねぇ。けど、ここがトリガーポイントだなぁ…
気持ちを塞き止めていたものが外れると、一気に溢れ出す。なるほどタイトルの意味がわかりました。
エチエチです。