「子供を殺してください」という親たち
」のレビュー

「子供を殺してください」という親たち

押川剛/鈴木マサカズ

リアル!よくある感じ。

2021年1月21日
現実は更に残酷でやるせない結末も多い。それでもリアルで、過激は過激。
生まれつきの気質と環境の2つが揃って、問題が起こる。気質的にハイリスクでも、環境によっては問題が起こらないことはあるが、ハイリスクな子供を育てる難易度は並大抵じゃない。気質的側面も描かれているし、主人公も、常に家族をディスっている訳ではなく、冷静に最善策を取っていると思う。心情描写が細かくないから、誤解されやすいのだろう。
あと、精神疾患の病名は患者の一面に過ぎず、病名が同じでも、重症度、合併症、その他色々で全く違うから、"この病気はこう"と決めないで欲しい。
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