このレビューはネタバレを含みます▼
国枝先生の竹書房から出ている作品はセールの時に買い足しして全て持っているのですが、今まで読んでいませんでした。というのも国枝先生はハートブレイカーで爪痕残す系の作品を描かれるようでびびっておりまして...。しかし積ん読しているのがもったいないので勇気をだしてこちらから拝読。「熱浸透率」冷血コミュ障KY男の玄(190センチ)と熱血おせっかいあわてんぼうの岳人(165センチ)、こんなデコボコCP見たことないです。とってもおもしろかったです。コミカルなときの絵柄がギャグ漫画です。「愛玩生物」おじさま2人と昔の恋人の息子の不思議な関係。この相関図はなかなかに複雑でした。「儀式」以前に関係したある男をめぐって2人の男の対話から始まるお話。3人とも引きずっていたということなんですね。これできっちり区切りをつけられたのかな。少しせつない。「目の上のたんこぶ」「生え際のライン」は「耳たぶの理由」のCPのショート。あとがき2ページ、ここで国枝先生の解説があるのでストーリーを消化できてよかったです。いや~、ストーリーテラーだと思いました。ギャグもシリアスもあってそれぞれよかったです。女性と結婚するとか地雷要素はあるのかな。受け手次第ですが、個人的には星4.5くらいでした。
2017年6月 総220ページ 修正は白抜き、真っ白。