幸せいっぱい





2021年1月28日
凄く幸せな一冊でした。互いに想いながら、友達として過ごしてきた二人。一緒に暮らしてもその関係は変わらなくて、、。そこへ突然舞い込んだ言葉がなかなか出ない幼い甥っ子。止まっていた二人の関係が少しずつ動き始めていきます。いろいろな出来事は起こりますが、二人の性格か、愛情の深さからか、全体通して安心感があって、ハラハラするような事態にはなりません。甥っこの存在も可愛らしく、二人が言葉の問題を親とは違うありのままを受け入れる姿がまた物語に温かさを増してくれているように感じます。タイトルから、もっと辛い雰囲気を感じていましたが、穏やかな幸せ溢れる作品でした。

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MW さん
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