親友と子作りすることになりました。【特典付き】
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親友と子作りすることになりました。【特典付き】

関原みつ豆

男性妊娠可能な設定での同級生ラブ

ネタバレ
2021年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんなんですが、単話で出ていた時に1話だけ無料で読んでからずっと気になっていて、1冊に纏まったので購入してみました。本作は表題作のみ全7話+描き下ろしで合計183ページ。久留守グループの社長・花太郎と、大学の同級生で今は花太郎の秘書を務める親友の要のお話で、少子化を食い止めるため男性でも妊娠可能な薬が開発されているという世界線です。男性でも妊娠可能だったり、副作用でムラムラしたりする感じがオメガバースに少し類似していますが、オメガバースのヒート時のような逼迫感はありません。が、オメガバースによくありがちな暗い過去とか悲壮感もないので基本的に明るい感じで楽しめます。恋を知らない要が、花太郎との行為を通して恋する気持ちを知っていくのですが、その感情の移り変わりが丁寧に描写されていたと思います。花太郎も、真面目で優しくてとても良い人でした。お互いへの気持ちを自覚するまでは両片思いだったわけでもないですが、まぁ潜在的に互いに対する好意はあったのかな。今までの関係を壊したくないという葛藤は少しありますが、特に大きな障害もなくくっついた印象です。男性が妊娠できるという設定なので、男同士という葛藤もないので、そういったモダモダが好きな人にはちょっと物足りないかも。絵はスッキリ綺麗で読みやすかったです。修正は形に沿った白抜きで、行為の最中は背景が黒めなので白抜きくっきりで、逆になんか艶かしかったです。
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